小瀬村晶

小瀬村晶（こせむら あきら）

小瀬村晶（Akira Kosemura、1985年6月6日 - ）は、日本の音楽シーンを牽引する作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、そして卓越したピアニストです。東京都で生まれ、独自の音楽世界を追求し続けています。

経歴

2007年、オーストラリアの音楽レーベルからアルバム「It's On Everything」をリリースし、鮮烈なデビューを飾りました。この頃から「日常に捧げる新しい音楽の形」を提唱し、同年には音楽レーベルSCHOLEを共同で設立。SCHOLEでは、自身の作品を精力的に発表する傍ら、映画、テレビ、ゲーム、CMなど、多岐にわたるメディアへ楽曲を提供し、その才能を発揮しています。

小瀬村晶の音楽は、代表曲「Light Dance」に代表されるように、ピアノの美しい音色を基調としていますが、その作風は非常に多彩です。ポストクラシカル、エレクトロニカ、アンビエント、ポップスなど、様々なジャンルの要素を巧みに取り入れ、独自の音楽 landscape を描き出しています。

その国際的な評価は非常に高く、PitchforkやTHE AGEといった海外の有力メディアをはじめ、イギリスやフランスの国営ラジオ放送、大手新聞などでも、その才能が絶賛されています。2015年には、ミラノ国際博覧会の日本館展示作品「LIVE PERFORMANCE THEATER」の音楽を担当し、世界的な舞台での活躍をみせました。

近年では、ハリウッドのプロデューサー、マラ・ブロック・アキルの依頼により、アメリカのテレビシリーズ「Love Is ___」の音楽を担当。さらに、河瀨直美監督の長編映画や是枝裕和監督のドキュメンタリー作品、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したオドレイ・ディワン監督作品への参加など、国内外の著名なクリエイターとのコラボレーションも多数実現しています。

2022年には、ジョン・レジェンドのアルバム「レジェンド アクトⅠ＆Ⅱ」に収録された「ジ・アザー・ワンズ feat. ラプソディ」で、自身の楽曲「Asymptote」がサンプリング使用され、新たな音楽ファンを獲得しました。

SCHOLEでは、取締役兼音楽プロデューサーとして、数多くの作品を世に送り出しています。

ディスコグラフィ（一部）

アルバム

It's On Everything (2007)
サウンドトラック

MANON (2012)
中学聖日記 (2018)
朝が来る (2020)
サマーゴースト (2022)
ラーゲリより愛を込めて (2022)
青のオーケストラ (2023)
シングル・EP

Afterglow (2007)
Goodbye, Summer Rain With The Girl (2009)

映画音楽

ハルチカ（2017年）
朝が来る（2020年）
ラーゲリより愛を込めて（2022年）

テレビドラマ・アニメ

中学聖日記（2018年、TBS）
青のオーケストラ（2023年、NHK Eテレ）

ゲーム音楽

ジャックジャンヌ（2021年）

小瀬村晶の音楽は、静けさの中に力強さを秘め、聴く人の心に深く響き渡ります。今後の活躍がますます期待される、現代音楽シーンを代表する作曲家の一人です。

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