小田急エンジニアリング

株式会社小田急エンジニアリング

株式会社小田急エンジニアリングは、小田急グループに所属する建設コンサルタント企業です。1989年6月に、小田急建設（現・フジタ）の連結子会社として設立されました。事業は主に鉄道電気、軌道、設計コンサルティングの三つに分かれています。

歴史の歩み

小田急エンジニアリングは、2008年の親会社である小田急建設と大和ハウス工業との資本業務提携を契機に、組織再編が進められました。その結果、小田急建設は大和ハウス工業の持分法適用会社となり、小田急設備㈱は小田急建設から独立して、主に保守管理業務を行うこととなりました。これにより、小田急設備は小田急電鉄の完全子会社となり、その後名称が小田急エンジニアリングに変更されました。

2010年4月には、同系列の小田急設計コンサルタントを吸収合併し、事業の幅をさらに広げました。このような歴史を経る中で、会社は常に鉄道関連の専門性を高めてきました。

事業内容

鉄道電気事業

この部門では、鉄道電気設備や通信保安設備の設計・建設・保守を行っています。現代の鉄道システムにおいて、電気設備や通信ネットワークは極めて重要であり、エンジニアリングのスキルが求められます。

軌道事業

鉄道軌道の建設および保守も手掛けており、これは鉄道の運行における基盤を提供します。安全で効率的な運行を支えるためには、専門的な技術と経験が不可欠です。

設計コンサルティング事業

この部門では、建築や土木、鉄道関連の設計や監理を行っています。プロジェクトに関与する各職種が連携し、最適な設計を提供することで、質の高い成果を上げています。特に土木工事や建築の分野では、豊富な経験を基にした効率的な設計が要求されます。

鉄道車両整備の引き継ぎ

2013年4月からは、小田急車両工業の業務が終了したことに伴い、鉄道車両の整備事業も新たに引き継ぎました。このかかわりによって、より幅広いサービス提供が可能となりました。

本社移転

2022年11月1日、株式会社小田急エンジニアリングは、東京都渋谷区代々木から神奈川県海老名市めぐみ町へ本社を移転しました。新しい立地は、利便性の向上とより良い業務環境を意図したものです。

結論

株式会社小田急エンジニアリングは、これまでの歴史を通じて継続的に成長し、鉄道関連の建設コンサルタントとして高い専門性を持ち続けています。今後も安全で効率的な鉄道システムの構築に寄与することが期待されています。

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