小畑友紀

小畑友紀（おばた ゆうき）は、1月9日生まれの日本の漫画家です。北海道出身で、現在は釧路市に在住しています。血液型はA型です。

1998年、読切作品「Raindrops」で第42回小学館新人コミック大賞の佳作を受賞し、同年『デラックス別冊少女コミック』（小学館）初秋特大号に同作が掲載され、漫画家としてデビューしました。デビュー以降は、『ベツコミ』（小学館）を中心に活動しています。

2002年から連載を開始した「僕等がいた」は、累計発行部数が1000万部を突破する大ヒット作となりました。この作品は2006年にアニメ化され、2012年には実写映画化もされています。2005年には、「僕等がいた」で第50回小学館漫画賞少女向け部門を受賞しました。

2010年には、JR釧路駅2階で小畑友紀の原画展が開催され、2012年には釧新教育芸術振興基金主宰の釧新郷土芸術賞を受賞するなど、地元での活動も積極的に行っています。

趣味は自転車での散策とアメリカのドラマ鑑賞で、トマトとワインを好みます。一方で、苦いものや炭酸飲料、お酒、焼肉、まずいサラダは苦手としています。デビュー後には、コンビニで自分の描いた読み切り作品を立ち読みしている人を見かけ、ドキドキしたというエピソードも持っています。また、北海道の冬が長く他の季節が短いことを少し残念に思っているそうです。

作品のアイデアは、高校時代に感じた「こんなこと、あったよね」という、きらきらした感覚を思い出しながら引き出しているそうです。また、常に自身が住む釧路の街をイメージしながら作品を執筆しています。2010年には、地元北海道新聞の連載企画「北海道ひと紀行」で、山岸凉子、椎名軽穂とともに、北海道出身の代表的な少女漫画家の一人として紹介されました。

主な作品として、以下が挙げられます。

漫画
きみの勝ち（1999年、読切、短編集に収録）
スキ キライ 好き。（2000年、全1巻）
まる三角しかく（2000年-2001年、全2巻）
スミレはブルー（2001年-2002年、全2巻、未完）
僕等がいた（2002年-2012年、全16巻）
春巡る（2012年-2014年、休載中、既刊2巻）
絵本
* すてきなぼうし（2019年、マクドナルド ハッピーセット）

小畑友紀は、北海道の豊かな自然と、自身の経験から生まれた感性を活かし、多くの読者に感動を与え続けています。

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