小矢部市消防本部

小矢部市消防本部：地域防災の歴史と広域連携への変遷

小矢部市消防本部は、かつて富山県小矢部市に設置されていた消防組織です。2011年4月1日に砺波地域消防組合が設立されたことに伴い、その歴史に幕を閉じました。本部は小矢部市泉町に位置し、市全域、134.11平方キロメートルの管轄区域を охватывал。職員定数は38名で、消防署1か所と出張所1か所を配置していました。

主力機械

2010年4月1日時点での主な消防車両は以下の通りでした。

普通消防ポンプ自動車：3台
水槽付消防ポンプ自動車：1台
はしご付消防自動車：1台
救急自動車：2台
救助工作車：1台
指令車：3台
資機材搬送車：1台

これらの車両は、小矢部市民の安全を守るために様々な災害現場で活躍しました。

沿革

小矢部市消防本部の歴史は、1948年の石動町消防本部・石動町消防署の設置に始まります。その後、1962年の石動町と砺中町の合併による小矢部市発足に伴い、小矢部市消防本部が設置されました。当初は1本部1署（小矢部市消防署）1分遣所（津沢分遣所）体制でした。

1964年には小矢部市役所新庁舎に消防本部が併設され、1967年には救急自動車が配備されました。1971年には屈折はしご付消防自動車、1983年には救助工作車、1994年には高規格救急自動車が導入され、救助体制が強化されました。

1998年には津沢分遣所が津沢出張所に改称され、2000年には小矢部市総合消防庁舎が落成しました。2005年には、はしご付消防自動車が新たに配備されています。

広域消防への移行

2010年8月30日、「砺波地域消防組合」の設立が決定され、2011年4月1日、砺波広域圏消防本部との統合により砺波地域消防組合が設立されました。この組織再編は、消防組織法の2006年改正後、富山県初の広域消防本部として注目されました。

組織

消防本部は、庶務課と消防課の2課体制で運営されていました。また、消防署には消防隊が配置され、地域の安全を守るための活動を行っていました。

本部－庶務課、消防課
消防署

現在

小矢部市消防本部は、砺波地域消防組合に統合されましたが、その歴史と地域防災への貢献は忘れてはなりません。現在は、砺波地域消防組合の一員として、小矢部市民の安全を守るための活動が続けられています。

参考文献

平成22年消防年報（小矢部市消防本部）

外部リンク

* 砺波地域消防組合

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