小篭通停留場

小篭通停留場の概要

小篭通停留場（こごめどおりていりゅうじょう）は、高知県南国市小籠に所在する、とさでん交通後免線の路面電車の停留場です。この停留場は、1911年に開業され、長い歴史を持つ交通の要所として地域の住民に利用されています。

歴史

小篭通停留場の開業は1911年（明治44年）1月27日であり、当初は土佐電気鉄道の一部として設立されました。この日は、後免線の大津停留場（現在は廃止）から後免中町通停留場までの区間が開通した日でもあり、停留場の設置はその新しいラインの一環として行われました。

2014年、土佐電気鉄道は高知県交通や土佐電ドリームサービスと経営統合し、新たにとさでん交通が発足。この際、小篭通停留場もとさでん交通の停留場として位置付けられたことで、運営元が変わりました。

構造と設備

小篭通停留場は、東西方向に伸びる2本の線路を挟む形で2つの乗り場が設けられています。東側は「はりまや橋方面行き」のため、西側は「後免町方面行き」の乗り場があります。両乗り場は互いに斜めに離れて配置されているため、歩行者は道路を横断する必要があります。特に、はりまや橋方面行きの乗り場には安全地帯（ホーム）が整備されていますが、後免町方面行きの乗り場は北を並走する道路上に白線で示されているのみです。

周辺環境

停留場の北側には土讃線が東西に走り、交通の便利な位置にあります。また、北に約1キロメートルの地点には安産祈願で有名な下崎神社があり、地域の文化や歴史も深く感じられます。停留場の前には道標が設置されており、方向を示す役割を果たしています。さらに、隣接する長崎停留場を経由して、後免線は高知市との境界を越えます。

交通アクセス

小篭通停留場へのアクセスは多様であり、国道195号や高知県道374号高知南国線（大津バイパス）が近くを通っています。近隣にはJA高知病院や小篭通バス停があり、地域住民や訪問者にとって交通の利便性が高い点が特徴です。

近隣停留場

とさでん交通後免線には、隣接する篠原停留場と長崎停留場があり、地域間の移動がスムーズに行えます。小篭通停留場は地域の生活に不可欠な交通手段であり、住民にとって便利な存在です。

参考文献

この情報は、土佐電鉄に関する書籍や資料からの情報を基にしています。特に、土佐電鉄の電車とまちを愛する会による『土佐電鉄が走る街 今昔』が参考文献として役立ちます。

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