小野寺暖

小野寺 暖（おのでら だん）

プロフィール

• - 生年月日: 1998年3月17日
• - 出身地: 奈良県奈良市
• - ポジション: 外野手
• - 投打: 右投右打
• - 所属: 阪神タイガース

経歴

プロ入り前

小野寺選手は奈良市立左京小学校の2年生のとき、地元の野球チーム「奈良リトル」で硬式野球を始めました。中学校では「南都ボーイズ」に所属し、西岡剛選手と同じ環境で育ったことから、彼と会った際にプロ選手になる決意を固めました。京都翔英高校に進学し、硬式野球部では主に左翼手として活躍。春夏の全国大会には出場しませんでしたが、対外試合では20本の本塁打を記録しました。

その後、大阪商業大学に進学し、大学野球を続けました。2年目からリーグ戦に出場し、3年時には春季リーグでMVPを受賞。全日本大学野球選手権大会にも2度出場しました。そして、2019年のNPB育成ドラフトで阪神タイガースに指名され、育成選手として契約。背番号は127です。

プロ入り後

2020年、春季キャンプでは外野以外にも一塁や三塁の守備を練習しました。オープン戦から好調な打撃を見せ、シーズン開始前に一軍に招集されましたが、その後は二軍生活が続きました。ウエスタン・リーグでは44試合で打率.233を記録。しかし、シーズン後のフェニックスリーグでは一塁手として初本塁打を放ち、徐々に実力を示しました。

2021年は、春季キャンプから一軍に帯同し、紅白戦で初本塁打を達成。その後、ウエスタン・リーグで選手登録され、特に8月には準規定打席に到達、打率.315で首位打者、出塁率も最高となる活躍を見せました。9月には一軍で初本塁打を打ったことが記憶に残ります。

2022年は開幕一軍に選ばれ、二軍降格後も再昇格し、満塁本塁打を含む好成績を残しました。その年のオフには契約を更新し、年俸がアップ。2023年も引き続き好成績を残し、主に代打として貢献し、最終的にはリーグ優勝にも貢献しました。

選手としての特徴

小野寺選手の持ち味は、その長打力です。強い打球を打つためのリストの強さが特徴で、特に阪神に入団した2年目には主砲の大山悠輔選手からもらったバットとの相性が良いとされています。また、俊足と強肩も持ち味であり、守備の本職こそ外野にあるものの、ユーティリティープレイヤーとしても活躍。2022年には遊撃手としても起用される一面を見せています。

人物

「暖」という名前には、母の願いが込められており、彼はその名前を大切にしています。入団後、彼の登場曲として「DAN DAN 心魅かれてく」が選ばれるなど、その存在感をアピールしています。家庭の事情から母に育てられ、母の日を目前に、契約金の一部を母へのプレゼントに使ったというエピソードもあり、彼の人柄が伺えます。

小野寺選手はチーム内でもムードメーカーとして活躍。自身の経験を通じて、他の選手を支える姿勢も見せ、今後の活躍が期待される選手の一人です。

詳細情報

年度別成績

• - 初出場: 2021年4月24日、対横浜DeNAベイスターズ戦
• - 初安打: 2021年6月10日、対北海道日本ハムファイターズ戦
• - 初本塁打: 2021年9月30日、対広島東洋カープ戦

背番号

• - 127（2020年 - 2021年4月18日）
• - 97（2021年4月19日 - 2022年）
• - 60（2023年 - ）

登場曲

• - 「DAN DAN 心魅かれてく」FIELD OF VIEW

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