小野沢裕子のいきいきワイド

小野沢裕子のいきいきワイド

『小野沢裕子のいきいきワイド』は、新潟テレビ21（NT21）で1995年9月4日から2002年3月22日まで、約6年半にわたり放送された平日夕方のワイド番組です。NT21が開局して以来、初めて制作された帯番組として、地域に根ざした情報発信を担いました。番組の顔としてメインキャスターを務めたのは、元新潟放送アナウンサーでフリーアナウンサーの小野沢裕子でした。

番組内容と特徴

番組は、その名の通り、新潟で活動する小野沢裕子を中心に、視聴者の生活に「いきいき」とした情報を届けることを目指していました。

主なコーナーとしては、新潟県内の様々な場所から実施される生中継が特徴でした。古町モールや新潟ユニゾンプラザといった新潟市内のスポットはもちろん、県内各地の観光施設やイベント会場から、旬の話題や現地の様子をリアルタイムで伝えていました。また、一般の視聴者が持つユニークな芸や特技を披露する参加型コーナーもあり、地域住民とのつながりを大切にしていました。

さらに、番組開始当初から2000年9月まで（金曜は1995年10月から）、テレビ朝日制作の料理番組『土井善晴 おかずのクッキング』を内包コーナーとして放送していました。これは、全国ネットの人気料理番組をローカルワイドの中で提供するという、当時の編成の特徴を示すものでした。

タイムテーブル

番組は時間帯によって三つのパートに分かれていました。まず第1部でローカルニュースを放送し、続いて第2部では全国ネットのニュースを伝えていました。そして、第3部では再びローカルニュースに戻り、天気予報、そしてエンディングへと繋がる構成でした。

出演者

番組を支えた主な出演者は以下の通りです。

パーソナリティ
小野沢裕子（フリーアナウンサー）：メインパーソナリティ
小山裕久（当時NT21アナウンサー）：サブパーソナリティ
村本秀岳（当時NT21アナウンサー）：サブパーソナリティ

コメンテーター
市岡政夫（当時新潟国際情報大学教授）：月曜
利根川裕（作家、当時新潟経営大学教授）：火曜
豊口協（当時長岡造形大学学長）：火曜
多賀秀敏（早稲田大学教授）：水曜
薄田泰元（曹洞宗延命寺副住職）：木曜
伊藤敏博（シンガーソングライター）：金曜
伊藤聡子（テレビパーソナリティ）：ゲストコメンテーター

コーナー出演者
近正仁（当時NT21アナウンサー）：主に生中継を担当
山本肇（当時NT21アナウンサー）：主に生中継を担当
村山朋彦（当時NT21アナウンサー）：主に県内ニュースを担当
村山志保（当時NT21アナウンサー）：生中継、末期には県内ニュースを担当
三浦綾子（当時NT21アナウンサー）：主に生中継を担当
土井善晴（料理研究家）：内包コーナー『おかずのクッキング』担当、不定期ゲスト
真砂徳子（フリーアナウンサー）
内野節子
大越洋子

テーマ曲

番組のテーマ曲には、シンガーソングライター伊藤敏博の楽曲『家庭』が使用されていました。伊藤敏博は金曜日のコメンテーターとしても出演していました。

特記事項

番組開始にあたり、編成上の調整が行われました。当時、金曜17:30に放送されていたテレビ朝日のスーパー戦隊シリーズは、本番組の開始に伴い16:50（後に16:25）に移動し、一時的に1週遅れでの放送となりました。この措置は1997年3月まで続き、『電磁戦隊メガレンジャー』の放送途中で日曜朝へ移動した後は再び同時ネットに戻っています。

2002年3月22日の最終回後、次番組である『スーパーJチャンネルにいがた』が開始するまでの同年3月25日から3月29日までは、16:50から後番組の予告、16:55からはテレビ朝日の『スーパーJチャンネル』を同時ネットし、18時台のローカル枠は『NT21ニュース』として放送されました。

本番組の終了後、後継の夕方ワイド番組は『スーパーJチャンネルにいがた』へと引き継がれました。

関連番組

NT21ニュース
NEWS21（前番組）
ステーションEYE
スーパーJチャンネル
* スーパーJチャンネルにいがた（後番組）

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