小野路公園

小野路公園について

小野路公園（おのじこうえん）は、東京都町田市小野路町に設けられた町田市立の都市公園です。この公園には野球場とサッカー・ラグビーなどにも利用できるグラウンドがあり、地域のスポーツ活動の中心として賑わっています。公園の整備は、2004年に町田市が旧朝日生命グラウンドを購入したことから始まり、2006年に開園を迎えました。

施設の概要

公園内のハイライトは、小野路球場です。この球場は市内で唯一、硬式野球の使用が可能です。さらに、球場は第68回国民体育大会の軟式野球の会場としても利用されたため、スコアボードが従来のパネル式から電光掲示板に改修され、より便利で現代的な設備に生まれ変わりました。改修後の初試合は、第95回全国高等学校野球選手権西東京大会の一回戦で行われ、市長による始球式が行われたことでも話題になりました。

公園内にはサッカーやラグビーの練習に使用される小野路グラウンドもあります。ここでは、地元のFC町田ゼルビアがホームとしているため、多くの練習や試合が行われています。また、観客用のスタンドは通常はありませんが、国立競技場から譲り受けた椅子が設置され、観戦が可能になりました。

2023年4月からは、株式会社ギオンが公園内の施設にネーミングライツを取得し、球場は「小野路GIONベースボールパーク」、グラウンドは「小野路GIONグラウンド」と名付けられました。今後は2026年3月までこの愛称が使用される予定です。

施設詳細

小野路球場（小野路GIONベースボールパーク）

• - 用途: 硬式野球場
• - 面積: 9,280㎡
• - 両翼の距離: 93.5m、中堅の距離: 120m
• - 内野の構成: 土のフィールド（ベンチ前は人工芝）、外野は天然芝
• - 利用できるスポーツ: 硬式野球、軟式野球、ソフトボール
• - スコアボード: 電光掲示板（2013年より導入）
• - 照明設備: 4基（2017年夏に完成）
• - 観客席数: 1,999席（うち40席は車椅子対応）

この球場は、高校野球の大会などで頻繁に利用されており、特に読売ジャイアンツの3軍の準本拠地としても機能しています。また、テレビドラマ「下剋上球児」でのロケ地にも使われました。

小野路グラウンド（小野路GIONグラウンド）

• - 用途: 人工芝グラウンド
• - 面積: 8,450㎡（65m×130m）
• - 利用できるスポーツ: サッカー、ラグビー、ラクロスなど
• - 照明設備: あり
• - 観客席: 100席

アクセス情報

小野路公園へのアクセスは様々ですが、公共交通機関では小田急小田原線の鶴川駅からバスを利用し、「下堤」停留所で下車後、徒歩約10分で到着します。また、車を利用する場合は、専用の有料駐車場が設けられており、約125台分のスペースが確保されています（30分までの利用は無料）。

小野路公園は、地域の皆様にとってスポーツを楽しむ絶好の場所であり、今後も多くのイベントや大会が開催されることでしょう。

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