小阿弥村

小阿弥村（こあみむら）は、かつて青森県に存在した村です。

歴史

1889年（明治22年）4月1日の町村制施行により、以下の6つの村が合併し、小阿弥村が誕生しました。

大俵村（おおたわらむら）
高増村（たかますむら）
柏木村（かしわぎむら）
牡丹森村（ぼたんもりむら）
五幾形村（ごきかたむら）
孤森村（こもりむら）

これらの村が合併したことで、小阿弥村は新たな一歩を踏み出しました。

しかし、1955年（昭和30年）3月10日、小阿弥村は北津軽郡の板柳町、沿川村、そして南津軽郡の畑岡村と合併し、新たな板柳町が新設されたことにより、小阿弥村はその歴史に幕を閉じました。

公共施設

小阿弥村には、地域住民の生活を支えるための様々な公共施設が存在していました。

小阿弥郵便局: 郵便、貯金、保険などのサービスを提供し、地域住民の生活を支えていました。
小阿弥中学校: 1965年4月に板柳中学校に統合されるまで、地域の子どもたちの教育を担っていました。統合後も、卒業生たちは小阿弥村の歴史を胸に、新たな学校で学び続けました。
小阿弥小学校: 地域の子どもたちの基礎教育を担っていました。小学校は、地域社会の核として、教育だけでなく、地域行事などにも深く関わっていました。
小阿弥農業協同組合: 地域の農業を支え、農家の生活向上に貢献していました。農業協同組合は、肥料や農薬の共同購入、農作物の販売支援など、多岐にわたる活動を行っていました。

参考文献

小阿弥村に関する情報は、以下の文献で確認できます。

『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
『板柳町史』（五所川原市立図書館にて閲覧可能）
『東奥年鑑』1954年版（東奥日報社）
『青森県市町村合併誌』青森県総務部地方課、1961年。

これらの文献は、小阿弥村の歴史や文化をより深く理解するための貴重な資料です。

関連項目

* 青森県の廃止市町村一覧

小阿弥村は消滅しましたが、その名残は板柳町の歴史の中に深く刻まれています。村の歴史を振り返ることは、地域のルーツを再発見し、未来へと繋げるための重要な一歩となるでしょう。

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