小阿賀野川

小阿賀野川について

小阿賀野川は、新潟県新潟市の越後平野を流れる、全長約11kmの河川です。この川は、信濃川と阿賀野川という二つの大きな川の間を縫うように流れています。

河川の特徴

小阿賀野川の大きな特徴は、阿賀野川との合流点に設けられた小阿賀樋門と、それに隣接する満願寺閘門です。小阿賀樋門は、阿賀野川よりも水位が低い小阿賀野川の水位を調整する役割を担っています。また、満願寺閘門は、閘室を1基備えており、舟運を維持するために重要な役割を果たしています。これらの施設は、阿賀野川河川事務所によって管理されています。

歴史

小阿賀野川は、1750年代に新発田藩によって、阿賀野川と信濃川を結ぶ水路として整備されました。当時、津川を拠点とする水運業者たちは、この川を使い、阿賀野川と信濃川沿いの各地を行き来していました。この水路は「津川船道」と呼ばれ、地域経済にとって重要な役割を果たしていました。

1928年には初代の満願寺閘門が、1931年には小阿賀樋門が、阿賀野川の第一期改修工事の一環としてそれぞれ完成しました。これらの施設は、舟運の利便性を高め、地域の人々の生活を支える上で重要な役割を果たしました。

近年では、小阿賀野川は新たな役割を担うようになっています。2008年度から、右岸堤防がサイクリングロードとして整備され始め、2011年10月には全線の整備が完了しました。これにより、多くの人々が自然の中でサイクリングを楽しむことができるようになりました。

周辺情報

小阿賀野川周辺には、以下のような関連情報があります。

信濃川: 日本一長い川として知られ、新潟県を代表する河川です。
阿賀野川: 小阿賀野川の分流元であり、豊かな水量を誇る河川です。
亀田郷: 小阿賀野川が流れる地域は、かつては広大な湿地帯でしたが、干拓によって現在の姿になりました。

外部リンク

満願寺閘門と小阿賀樋門 - 国土交通省北陸地方整備局 阿賀野川河川事務所
小阿賀野川 - 新潟市秋葉区
小阿賀野川サイクリングロード - 新潟県新潟地域振興局 地域整備部
* 小阿賀野川・能代川　名所探検マップ（サイクリングロード地図） - ウェイバックマシン

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