小鳥谷バイパス

小鳥谷バイパスについて

小鳥谷バイパスは、岩手県二戸郡一戸町を通る国道4号のバイパス道路であり、交通円滑化と沿道環境の改善を目的として建設されました。

概要

全長4.3kmのうち、2.6kmが部分的に供用されています。道路は片側1車線で、全線アスファルト舗装されており、歩行者の安全を考慮して東側には幅3.5mの歩道が整備されています。全区間の最高速度は50km/hに制限されています。

旧道はバイパスと平面交差する形で線形が変更され、バイパスの下をくぐる構造となっています。

整備の目的

国道4号が一戸町小鳥谷地区を通過する際、住宅や商店が密集し、歩道が狭く見通しの悪い急カーブが存在するため、交通渋滞や沿道環境の悪化が懸念されていました。これらの問題を解決するため、1988年に事業が開始されました。

2008年3月15日には、小鳥谷字道地から野中橋南までの2.6kmが部分開通し、バイパスの開通により、2008年9月14日には小鳥谷まつりの山車運行が約40年ぶりに復活しました。

2014年4月1日には、旧道区間が国道指定を外れ、バイパスが国道4号の本線となりました。ただし、小鳥谷市街・小鳥谷駅方面への案内標識には、バイパス開通当初から国道4号のアイコンは表示されていません。

路線データ

起点: 岩手県二戸郡一戸町小鳥谷字道地（小鳥谷バイパス南口交差点）
終点: 岩手県二戸郡一戸町岩館字川又（一戸バイパス南口）

歴史

1988年（昭和63年）度 - 事業着手
2008年（平成20年）3月15日 - 二戸郡一戸町小鳥谷地内の2.6 kmが部分開通
2014年（平成26年）4月1日 - 小鳥谷市街地を通る旧道区間が国道指定から外れ、南半分は岩手県道101号小鳥谷停車場線に、北半分は一戸町道に降格

路線状況

事業主体: 国土交通省東北地方整備局・二戸国道維持出張所

地理

交差する道路

岩手県道101号小鳥谷停車場線（一戸町小鳥谷字中村、小鳥谷BP南口T字路）
岩手県道15号一戸葛巻線（一戸町小鳥谷字穴久保・姉帯入口交差点）

旧道の北側（野中橋付近）には車止めが設置され、二戸市・一戸市街方面から旧道（小鳥谷市街・小鳥谷駅方面）へは、姉帯入口十字路から県道15号を経由する必要があります。

参考文献

国道4号 小鳥谷バイパス/東北の5年で見えるみちづくり（国土交通省東北地方整備局道路部）

関連項目

バイパス道路
日本のバイパス道路一覧
東北地方の道路一覧

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