小鳥遊書房

株式会社小鳥遊書房

株式会社小鳥遊書房（たかなししょぼう）は、日本の出版社であり、英米文学の研究書を中心として、文学、歴史、芸術（演劇、映画）に関連する書籍を刊行しています。

概要

小鳥遊書房は、彩流社の編集者であった高梨治と林田こずえによって2018年に設立されました。扱う書籍の分野は、英米文学の研究書とその関連分野に絞られています。英米文学を専攻する大学の研究者との交流も深く、学会で発表した研究者に対して小鳥遊書房側から出版を提案したり、逆に研究者側が小鳥遊書房に企画を持ち込んだりすることもあるようです。

沿革

2018年6月14日 - 設立。
2018年12月 - 刊行事業を開始。
戦後75周年として『「屍の町」太田洋子原爆作品集』を企画し、2020年8月15日に発行。
『日系カナダ人の移動と運動　知られざる日本人の越境生活史』（和泉真澄、2020年）が、2021年度国際カナダ研究カウンシルのPierre Savard賞の外国語出版賞を受賞。
『パッセンジャー』（リサ・ラッツ／杉山直子・訳、2021年）が、第8回日本翻訳大賞最終候補作に選出。
『アヴァンギャルド・ヘミンングウェイ　パリ前衛の刻印』（小笠原亜衣、2021年）が、第7回日本アメリカ文学会賞を受賞。
『SFする思考　荒巻義雄評論集成』（荒巻義雄、2022年）が、第43回日本SF大賞を受賞。

特徴

小鳥遊書房は、専門性の高い英米文学研究書を中心に刊行しており、その質の高さから多くの賞を受賞しています。研究者との連携を密にすることで、学術的な価値の高い書籍を出版し続けている点が特徴です。

受賞

2021年度国際カナダ研究カウンシル Pierre Savard賞 外国語出版賞
和泉真澄『日系カナダ人の移動と運動　知られざる日本人の越境生活史』(2020)
第7回日本アメリカ文学会賞
小笠原亜衣『アヴァンギャルド・ヘミンングウェイ　パリ前衛の刻印』(2021)
第43回日本SF大賞
荒巻義雄『SFする思考　荒巻義雄評論集成』(2022)

脚注

注釈はありません

出典

「翻訳出版社最前線 株式会社小鳥遊書房」『通訳翻訳ジャーナル』イカロス[[出版]]、2023年4月1日発行、128-129頁。

外部リンク

小鳥遊書房ウェブページ)
小鳥遊書房_公式 (@takanashishobou) - X（旧Twitter）)
* 小鳥遊書房 (takanashishobou) - Facebook)


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