少女雑貨専門TV エクボ堂

少女雑貨専門TV エクボ堂

『少女雑貨専門TV エクボ堂』は、かつてテレビ東京系列で放送されていたバラエティ番組です。放送期間は1987年の4月から1989年の3月までで、週に一度、月曜日の18:00から18:30の時間帯に視聴者を楽しませていました。資生堂が一社提供し、番組内では「資生堂エクボ」として知られていました。

この番組は、主にローティーン世代に向けたファッションやライフスタイルの情報を発信し、多くの若い視聴者に支持を得ました。番組のホストには兵藤ゆきと本木雅弘が名を連ね、彼らの軽快な進行が魅力の一部でした。特に、オープニングのブルーバックに「エクボ」と記された提供クレジットと資生堂のCMが流れ、観る者を引き込む演出が施されていました。

番組の内容は多岐にわたり、オープニングアニメの後にはトークコーナー、さらには様々なテーマのコーナーが展開されました。特に印象的だったのは、健康的なダイエットを促進する「ココナッツ体操」のコーナーで、出演者たちがこの体操を実演しました。これにより、視聴者には楽しみながら健康を意識させる内容となっていました。また、コンサートが行われることもあり、その模様が番組内で放送されたことも人気を博しました。この体操に関する楽曲は後にEP盤に収録されるなど、番組の名物のひとつとなっていました。

広告の面でも資生堂エクボ・アクネというニキビケア洗顔料のCMや、「はてはてぶおとこ」という造語を使ったコロンのCMが印象に残ります。これらのCMは、商品が親しみやすく、視聴者の生活に取り入れやすいものであることを強調していました。

番組が終了した後、金曜の18:00枠には同じく資生堂提供による『トキメキおちゃめ組』がスタートしました。この新番組では、多くの出演者が引き続き登場し、ファンに愛されたスタイルを維持していました。また、放送していた月曜の18:00枠は、新たにテレビせとうち制作のアニメ枠に変わることになりました。

唯一のオープニングテーマは、「途中にしてね」という楽曲で、歌はチロリンが担当していました。この楽曲はアルバム『チロリン』にも収録されています。

『少女雑貨専門TV エクボ堂』は、当時のローティーンに向けた新しいトレンドを発信し続けた番組として、特に女性に強い影響を与えたことが評価されています。多くの若者たちにとって、エクボ堂はファッションやカルチャーに対する興味を高める源となったことでしょう。

もう一度検索