尼崎市公営企業局

尼崎市公営企業局について

尼崎市公営企業局（あまがさきしこうえいきぎょうきょく、英称：Amagasaki City Public Enterprise Bureau）は、兵庫県に位置する尼崎市の上水道および工業用水の供給、ならびに下水道管理を専門に行う地方公営企業です。この機関は、地域住民へ質の高い水を提供することを主な目的とし、さらに尼崎競艇場の運営にも関与しています。

組織の概要

尼崎市公営企業局は、以下の部門で構成されています。

• - 企画管理課
• - 財務課
• - 上下水道部
• - ボートレース事業部

それぞれが水道サービスの向上や効率的な経営を図るために機能しています。特に上下水道部は、浄水場や配水場の管理を通じて、地域に必要な水の質と供給を確保することに努めています。

沿革

公営企業局の歴史は長く、1916年に尼崎市市政が制定されたことから始まります。1918年には水道事業の給水を開始し、1928年には淀川を水源とする柴島取水場が建設されました。その後、1942年に阪神水道企業団からの受水を開始し、水道水の品質向上に向けた取り組みが進められました。
特に1990年代には阪神・淡路大震災の影響を受けながらも、迅速な復旧を果たし、その後も水質管理や顧客サービスの充実を図っています。
2018年には水道事業とボートレース事業が統合され、尼崎市公営企業局が新たに設立されるなど、時代とともに変化し続けています。

水道サービス

尼崎市公営企業局は、毎日329,673立方メートルの水を供給する能力を持ち、市民に高品質な水を提供しています。水道料金の支払い方法も多様化しており、銀行振替やクレジットカードによる支払いが可能になるなど、利便性が向上しています。

お客様へのサービス

公営企業局は、移住者を対象とした水道の手引きを提供したり、地元イベントで水道水の試飲コーナーを設けたりすることで、地域に密着したサービスを展開しています。また、広報活動として「ウォーターニュースあまがさき」を定期的に発行し、水道に関する情報提供を行っています。水道週間には特別なイベントを開催し、地域住民との交流も大切にしています。

まとめ

尼崎市公営企業局は、市民の生活に密接に関わる上水道や下水道の管理運営を行いながら、地域社会における水の魅力を伝えるため多様な取り組みをしています。これからも、地域の安定した水供給と安全な水質を守るための努力を続けていくことでしょう。

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