尾崎英外

尾崎英外 (おざき ひでと)

プロフィール

尾崎英外氏は、1945年12月26日生まれの日本の実業家です。トヨタ自動車株式会社での長年の勤務を経て、トヨタファイナンシャルサービスの初代代表取締役社長を務め、その後、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の代表取締役会長を歴任するなど、金融分野で卓越した手腕を発揮しました。現在は、複数の企業の役員や顧問として活躍しています。

経歴

尾崎氏は、成城学園で初等学校から高等学校まで学び、1968年に一橋大学商学部を卒業しました。大学時代はゴルフ部に所属していました。

大学卒業後、トヨタ自動車販売株式会社に入社し、横浜トヨペットでの研修を経て、経理部資金課に配属されました。その後、1981年には米国トヨタ自動車販売に赴任し、1986年にはトヨタ自動車株式会社財務部財務企画室長に就任しました。1997年には同社の財務部長に昇進し、1999年には取締役となりました。

2000年には、トヨタファイナンシャルサービス株式会社の代表取締役社長に就任するとともに、トヨタファイナンシャルサービス証券株式会社とトヨタファイナンシャルサービスアメリカの社長も兼務しました。2004年にはトヨタファイナンシャルサービスアメリカの会長に就任し、2005年にはトヨタモーターファイナンスチャイナとトヨタファイナンシャルサービスコリアの会長も兼任しました。

2008年6月18日には、トヨタファイナンシャルサービスの代表取締役社長を退任し、相談役に就任しました。その後、同年6月26日にはあいおい損害保険株式会社の代表取締役会長に就任し、2010年10月にはあいおいニッセイ同和損害保険株式会社の代表取締役会長となりました。2011年6月には同社の特別顧問に就任しました。

2013年以降は、サンデン株式会社の取締役や、SVPグローバル・アジアLLCの経営諮問委員、水戸証券株式会社の取締役、クラッシーキャピタルマネジメント株式会社の特別顧問などを務めました。また、2017年12月にはUCCホールディングス株式会社の顧問に就任し、2018年7月には上海交通大学教育集団精益管理学院（リーンマネジメント学院）の院長に就任しました。その後も、株式会社NFKホールディングス、株式会社ブロードリーフ、UCCホールディングス株式会社などの取締役を歴任しています。

主な役職

トヨタファイナンシャルサービス株式会社 初代代表取締役社長
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 代表取締役会長
サンデン株式会社 取締役
SVPグローバル・アジアLLC 経営諮問委員
水戸証券株式会社 取締役
クラッシーキャピタルマネジメント株式会社 特別顧問
UCCホールディングス株式会社 顧問、取締役
上海交通大学教育集団精益管理学院（リーンマネジメント学院）院長
株式会社NFKホールディングス 取締役
株式会社ブロードリーフ 取締役

著作

尾崎氏は、金融分野に関する多数の論文やインタビュー記事を発表しています。主な著作には以下のようなものがあります。

「書評 『電子コマーシャルペーパーのすべて』」金融財政事情56(5)、2005.2
「インタビュー 尾崎英外・トヨタファイナンシャルサービス社長」エコノミスト (日本の雑誌)81(58)、2003.11
「インタビュー 「トヨタ・ウェイ」で、自動車販売に付随する金融サービスを提供」金融財政事情. 54(16)、2003.4
「トヨタ方式の導入で金融もカイゼン活動」週刊東洋経済. (5808) 2003.2
「今この人に聞きたい 編集長インタビュー ICカードを軸に多彩な金融サービス」日経マネー(通号 209)、2001.9
「インタビュー 車をコアに総合生活サービスを展開する IC搭載のティーエスキュービックカード」月刊消費者信用（社団法人金融財政事情研究会）19(8)、2001.8
* 「パネルディスカッション 新しい金融ビジネスモデルのインパクト」（金杉元靖、アンディ・ドゥーハース他と共著）、Japan research review10(11)、2000.11

まとめ

尾崎英外氏は、トヨタ自動車グループでの豊富な経験と金融分野での卓越したリーダーシップにより、日本の経済界に大きく貢献してきた人物です。現在は、複数の企業の役員や顧問として、その知見を活かし、さらなる発展に貢献しています。

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