尾張東部放送

株式会社尾張東部放送（RADIO SANQ）

愛知県の瀬戸市、尾張旭市、長久手市を中心に放送を展開する株式会社尾張東部放送は、特定地上基幹放送事業者として地域に根ざした情報を提供しているラジオ局です。2006年に開局し、愛称である「RADIO SANQ」として親しまれています。この局は地域の文化やイベントを盛り上げるための活動を行い、特に将棋の藤井聡太七冠に関する番組には定評があります。

放送エリアと特色

尾張東部放送の放送エリアは、瀬戸市、尾張旭市、長久手市の一部で、約27万人のリスナーがいます。さらに、名古屋市や春日井市、日進市の一部地域も含まれるため、可聴エリアは約70万人に達します。このように広範囲な可聴エリアを活かし、地域のイベント情報や特産物の紹介に努めています。

本社は、明治7年に建てられた瀬戸焼の窯元である旧川本桝吉邸に位置しています。この伝統的な建物は、現在はゲストハウスとしても利用されており、地域の歴史を感じさせる場所です。また、事務所は名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅に近い「パルティせと」の1階にあり、とてもアクセスが便利です。放送機器は、代表の自宅敷地内に設置されています。

プログラムとパーソナリティー

尾張東部放送では、さまざまなプログラムが放送されています。たとえば、平日の朝には「サンキューモーニング」を放送し、その後は「ココカラサンキュー」というプログラムが続きます。夕方には「サンキューイブニング」があり、地域のニュースやトピックスをお伝えします。特に、「藤井聡太全力応援!盤上のキセキ」といった将棋に関連した番組は、多くのリスナーから支持を受けています。

他にも、「せとまちradio!」や「ともみとともに」、さらには「学校大好き」など多彩な番組が放送されており、地域の人々が楽しめる内容が詰まっています。これらの番組を担当するパーソナリティーも個性豊かで、リスナーに親しみを持たれています。

インターネットでの聴取

2012年4月からは日本コミュニティ放送協会(JCBA)のSimulRadioに参加し、インターネット経由での放送を開始しました。これにより、地域に住んでいない人たちや他県に住むファンがRADIO SANQを聴取できるようになり、さらなるリスナーの拡大が期待されています。

尾張東部放送は、地域の文化や情報を発信するだけでなく、将棋界のスターである藤井聡太七冠の活躍を支援するなど、多角的なアプローチでリスナーとのつながりを深めています。地域のコミュニティを活性化する重要な役割を果たしているこのラジオ局は、今後もさらなる発展が期待されます。

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