尾道大橋出入口

尾道大橋出入口について

尾道大橋出入口（おのみちおおはしでいりぐち）は、広島県尾道市の山波町に位置し、西瀬戸自動車道、通称・しまなみ海道の一部を成しています。このインターチェンジは、ハーフインターチェンジとして設計されており、しまなみ海道の西瀬戸尾道IC方面と国道317号の尾道大橋方面（向島）との接続を提供しています。

構造と交通の特徴

尾道大橋出入口は、その名の通り、尾道大橋へのアクセスを円滑に行うための重要なポイントです。この出入口を利用することで、尾道大橋を介して向島へ渡ることが可能ですが、逆に言うと、直接本州側の尾道市に戻ることはできません。このため、しまなみ海道経由の交通は必然的に尾道大橋を通過することとなります。従って、尾道市内の交通は効率よく整理される役割を果たしています。

尾道大橋の無料開放とその影響

2013年4月1日、尾道大橋が無料開放されたことは、このインターチェンジ利用者にとって大きな影響を与えました。これに合わせて、西瀬戸自動車道を運営する本州四国連絡高速道路は、尾道大橋出入口から尾道大橋を経由してくる通行車両には料金を徴収しない方針を発表しました。最初は、西瀬戸尾道ICと尾道大橋出入口間の料金が150円、尾道大橋通行料が150円となり、合計で300円が必要でした。しかし、地域の生活道路であることから、特例として料金が150円に減額されていました。尾道大橋の無料開放に伴って、当初の計画は変更され、尾道大橋延伸部も無料となることが決定しました。

このような変更は、地元住民からの強い要望に基づいています。最初は、尾道大橋を利用する際には従来通りの料金が設定される予定でしたが、住民の声に応じて見直しが行われました。結果的に、尾道大橋延伸部の通行料も免除されることとなり、地域住民にとってより利用しやすい状況が整ったのです。

道路情報

尾道大橋出入口は、西瀬戸自動車道（指定番号2番）に接続しています。ここからは、国道317号を介して尾道大橋へアクセスが可能です。周辺には、新尾道大橋も位置しており、交通の便が良好です。隣接する西瀬戸自動車道には西瀬戸尾道ICから向東バスストップ（BS）、向島IC/TB/BSがつながっています。

まとめ

尾道大橋出入口は、しまなみ海道の交通の要所として地域に密接に関連しており、交通利便性の向上が図られています。地域のニーズに応じた料金変更や交通政策が、地元住民にとっての快適な交通手段を提供しており、尾道市の発展にも寄与しています。

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