居巣区

居巣区（きょそうく）は、かつて中華人民共和国安徽省に存在した地級市・巣湖市の市轄区でした。巣湖市の中心部に位置し、その歴史は古く、行政区画の変遷を経て現在に至ります。

歴史

居巣区の前身は巣県と呼ばれ、1971年に設置された巣湖地区に属していました。1982年11月には、巣県の大部分が県級市である巣湖市となり、都市としての発展を遂げました。さらに1983年10月には、残りの巣県地域も廃止され、巣湖市に編入されることとなりました。

1999年7月9日、国務院は巣湖地区の正式な廃止を批准し、地級市としての巣湖市を新たに設置しました。これに伴い、従来の巣湖県級市は居巣区と改称され、新たな行政区画として再スタートを切りました。

しかし、2011年8月、安徽省の行政区画再編により、巣湖市自体が廃止されることになりました。その管轄下の区や県は周辺の地級市に分割・併合され、居巣区は再び「巣湖市」（県級市）に改称され、合肥市の一部となったのです。

行政区画（廃止時点）

居巣区（廃止時点）は、以下の街道、鎮、郷を管轄していました。

街道:
臥牛山街道
中廟街道
亜父街道
鳳凰山街道
天河街道
半湯街道
鎮:
欄桿集鎮
蘇湾鎮
柘皋鎮
銀屏鎮
夏閣鎮
中垾鎮
散兵鎮
烔煬鎮
黄麓鎮
槐林鎮
壩鎮鎮
郷:
* 廟崗郷


このように、居巣区は安徽省における行政区画の変遷を象徴する地域の一つであり、その歴史的背景と行政区画の変遷は、中国の地方行政制度を理解する上で重要な事例と言えるでしょう。

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