山下徹
山下徹（やました とおる）氏は、1947年10月9日に神奈川県で生まれた日本の実業家です。情報通信分野における長年の経験に加え、多様な社会活動を通じて幅広く貢献している人物として知られています。
1971年に東京工業大学工学部社会工学科を卒業後、同年には日本電信電話公社（電電公社）に入社しました。電電公社のデータ通信事業が1988年に株式会社NTTデータとして分社化される際にその設立に携わり、以降NTTデータにおいてキャリアを積んでいきます。産業システム関連部門の要職を歴任し、1999年には取締役に就任。その後、2003年に常務取締役、2005年には代表取締役副社長へと昇進しました。2007年からは代表取締役社長としてNTTデータグループを率い、2012年までその職を務めました。社長退任後も、2012年6月から2014年6月まで取締役相談役、2014年6月から2018年6月まで相談役、そして2018年6月から2020年6月まではシニアアドバイザーとして、NTTデータの発展に深く関与しました。
NTTデータでの企業活動に加え、山下氏は多岐にわたる分野で公的な役職や社会活動に携わっています。
情報通信・IT分野: 保健医療福祉情報システム工業会（JAHIS）会長（2010年-2012年）として医療情報システムの普及・標準化に貢献。高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部新戦略推進専門調査会委員（2013年10月-）として高度情報通信社会の実現に向けた提言を行っています。災害時等の情報伝達の共通基盤に関する研究会座長（2014年3月-8月）や、今後のLアラートの在り方検討会座長（2018年7月-）、Lアラート運営諮問委員会特別顧問（2019年4月-）として、災害情報の迅速かつ確実な伝達システムの強化に尽力しています。また、官民データ活用推進基本計画実行委員会委員（2017年4月-）も務めています。
科学技術・産業分野: 科学技術と経済の会技術経営会議議長（2012年-2016年）や、技術経営士の会会長（2023年5月-）として、技術を基盤とした経営のあり方や人材育成を推進しています。高精度衛星測位サービス利用促進協議会（QBIC）会長（2016年7月-2020年12月）として、高精度測位サービスの社会実装にも貢献しました。
防災・レジリエンス分野: ナショナル・レジリエンス（防災・減災）懇談会構成員（2013年3月-）として、国土強靭化に向けた提言活動に参加しています。
教育分野: 学校法人田園調布雙葉学園において、理事・評議員（2014年4月-）、副理事長（2018年11月-）を歴任し、2019年4月から2023年3月まで理事長を務めました。2024年9月からは学校法人東京純心女子学園の理事も務めています。情報オリンピック日本委員会アドバイザリーボード座長（2019年7月-）として、情報科学分野を担う次世代の育成にも情熱を注いでいます。
公益・栄典関連: 公益認定等委員会委員長（2013年4月-2019年3月）として公益法人の適切な運営・発展に貢献しました。また、時代の変化に対応した栄典の授与に関する有識者懇談会座長（2016年1月-）や、栄典に関する有識者（2017年4月-）として国の顕彰制度に関する議論に参画しています。一般社団法人真生会館理事（2021年6月-）、公益財団法人鉄道弘済会評議員（2021年6月-）も務めています。
企業社外役員: 多様な業種の企業で経営の視点を提供しています。三井不動産株式会社（取締役2013年6月-2019年6月、顧問2019年7月-）、エーザイ株式会社（取締役2014年6月-2018年6月）、住友生命保険相互会社（取締役2015年7月-2023年7月）、株式会社博報堂ＤＹホールディングス（取締役2018年6月-）などで社外役員を務め、ガバナンス強化や経営戦略の立案に関与しています。
その他: NPO法人ブロードバンド・アソシエーション理事長（2013年7月-2018年6月）としてブロードバンド環境の整備・普及に貢献しました。母校である東京工業大学の経営協議会構成員（2014年7月-2018年3月）も務めました。
情報通信やプロジェクトマネジメントの分野における功績が認められ、複数の賞を受賞しています。
2010年: 情報文化学会賞 大賞
2018年: プロジェクトマネジメント学会 PM実施賞本賞
2019年: 令和元年度「情報通信月間」総務大臣表彰
2022年: プロジェクトマネジメント学会 PM功労賞
IT、経営戦略、医療、防災など、幅広いテーマに関する著作や監修を手がけています。
『次世代医療への道』（ダイヤモンド社、2012年）
『貢献力の経営』（ダイヤモンド社、2011年）
『企業変革のマネジメント』（東洋経済新報社、2008年）
『高度IT人材育成への提言』（NHK出版、2007年）
『危機対応社会のインテリジェンス戦略』（日経BP企画、2006年）
『世界のペイメントカード』（シーメディア、2004年）
『これからのITマネジメント戦略』（NTT出版、1999年）
山下徹氏は、実業界で培った豊かな経験と知見を活かし、経済界のみならず教育、防災、公益事業など、社会の多岐にわたる領域で重要な役割を果たし続けています。
経歴
1971年に東京工業大学工学部社会工学科を卒業後、同年には日本電信電話公社（電電公社）に入社しました。電電公社のデータ通信事業が1988年に株式会社NTTデータとして分社化される際にその設立に携わり、以降NTTデータにおいてキャリアを積んでいきます。産業システム関連部門の要職を歴任し、1999年には取締役に就任。その後、2003年に常務取締役、2005年には代表取締役副社長へと昇進しました。2007年からは代表取締役社長としてNTTデータグループを率い、2012年までその職を務めました。社長退任後も、2012年6月から2014年6月まで取締役相談役、2014年6月から2018年6月まで相談役、そして2018年6月から2020年6月まではシニアアドバイザーとして、NTTデータの発展に深く関与しました。
公職・役職・社会活動
NTTデータでの企業活動に加え、山下氏は多岐にわたる分野で公的な役職や社会活動に携わっています。
情報通信・IT分野: 保健医療福祉情報システム工業会（JAHIS）会長（2010年-2012年）として医療情報システムの普及・標準化に貢献。高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部新戦略推進専門調査会委員（2013年10月-）として高度情報通信社会の実現に向けた提言を行っています。災害時等の情報伝達の共通基盤に関する研究会座長（2014年3月-8月）や、今後のLアラートの在り方検討会座長（2018年7月-）、Lアラート運営諮問委員会特別顧問（2019年4月-）として、災害情報の迅速かつ確実な伝達システムの強化に尽力しています。また、官民データ活用推進基本計画実行委員会委員（2017年4月-）も務めています。
科学技術・産業分野: 科学技術と経済の会技術経営会議議長（2012年-2016年）や、技術経営士の会会長（2023年5月-）として、技術を基盤とした経営のあり方や人材育成を推進しています。高精度衛星測位サービス利用促進協議会（QBIC）会長（2016年7月-2020年12月）として、高精度測位サービスの社会実装にも貢献しました。
防災・レジリエンス分野: ナショナル・レジリエンス（防災・減災）懇談会構成員（2013年3月-）として、国土強靭化に向けた提言活動に参加しています。
教育分野: 学校法人田園調布雙葉学園において、理事・評議員（2014年4月-）、副理事長（2018年11月-）を歴任し、2019年4月から2023年3月まで理事長を務めました。2024年9月からは学校法人東京純心女子学園の理事も務めています。情報オリンピック日本委員会アドバイザリーボード座長（2019年7月-）として、情報科学分野を担う次世代の育成にも情熱を注いでいます。
公益・栄典関連: 公益認定等委員会委員長（2013年4月-2019年3月）として公益法人の適切な運営・発展に貢献しました。また、時代の変化に対応した栄典の授与に関する有識者懇談会座長（2016年1月-）や、栄典に関する有識者（2017年4月-）として国の顕彰制度に関する議論に参画しています。一般社団法人真生会館理事（2021年6月-）、公益財団法人鉄道弘済会評議員（2021年6月-）も務めています。
企業社外役員: 多様な業種の企業で経営の視点を提供しています。三井不動産株式会社（取締役2013年6月-2019年6月、顧問2019年7月-）、エーザイ株式会社（取締役2014年6月-2018年6月）、住友生命保険相互会社（取締役2015年7月-2023年7月）、株式会社博報堂ＤＹホールディングス（取締役2018年6月-）などで社外役員を務め、ガバナンス強化や経営戦略の立案に関与しています。
その他: NPO法人ブロードバンド・アソシエーション理事長（2013年7月-2018年6月）としてブロードバンド環境の整備・普及に貢献しました。母校である東京工業大学の経営協議会構成員（2014年7月-2018年3月）も務めました。
受賞
情報通信やプロジェクトマネジメントの分野における功績が認められ、複数の賞を受賞しています。
2010年: 情報文化学会賞 大賞
2018年: プロジェクトマネジメント学会 PM実施賞本賞
2019年: 令和元年度「情報通信月間」総務大臣表彰
2022年: プロジェクトマネジメント学会 PM功労賞
主な著作・監修
IT、経営戦略、医療、防災など、幅広いテーマに関する著作や監修を手がけています。
『次世代医療への道』（ダイヤモンド社、2012年）
『貢献力の経営』（ダイヤモンド社、2011年）
『企業変革のマネジメント』（東洋経済新報社、2008年）
『高度IT人材育成への提言』（NHK出版、2007年）
『危機対応社会のインテリジェンス戦略』（日経BP企画、2006年）
『世界のペイメントカード』（シーメディア、2004年）
『これからのITマネジメント戦略』（NTT出版、1999年）
山下徹氏は、実業界で培った豊かな経験と知見を活かし、経済界のみならず教育、防災、公益事業など、社会の多岐にわたる領域で重要な役割を果たし続けています。
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