山下斐紹

山下 斐紹 (やました あやつぐ)のプロ野球人生

山下斐紹は1992年11月16日、北海道札幌市西区に生まれました。5歳の時に家族と千葉県に移り住み、6歳で兄の影響を受けて野球を始めました。彼の野球キャリアは、小学校の磯辺シーグルスからスタートし、当初は右打ちのピッチャーでしたが、足の速さを活かすために左打ちに転向しました。

中学時代は硬式野球チーム「千葉西シニア」で外野手としてプレーし、習志野高校に入学後に捕手に転向します。高校時代はチームの中心選手として活躍し、秋季関東大会で準優勝。3年生時には千葉県大会で注目の選手として名を馳せました。2010年10月のドラフトで福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けて入団しますが、背番号は22。

ソフトバンク時代

プロ初年度の2011年、フレッシュオールスターゲームに出場し、二軍で82試合をこなすなど着実に成長を見せました。しかし、2012年は公式戦出場がなく、台湾のウィンターリーグで11試合を経験しました。2013年には一軍に昇格し、初安打と初得点を記録。次第に一軍での出場機会が増えていきます。

その後も徐々に実績を積み重ねましたが、2015年からは登録名を「斐紹」と変更し、故障にも悩まされながらも挑戦を続けました。2016年には開幕スタメンに選ばれるも、チームの勝利に貢献するのは苦労しました。2017年は一軍出場は限られたが、二軍では好成績を残し、指名打者や一塁手としても活躍しました。

楽天時代

2017年11月、楽天とトレードで移籍。楽天では背番号29を与えられ、2018年にはプロ初本塁打を含むキャリアハイの出場を果たしました。しかし、2020年は移籍後で最も少ない出場数となり、11月には戦力外通告を受けます。

中日時代

2020年12月には中日ドラゴンズと育成契約を結びます。2021年には支配下登録され、一時の期待を背負いましたが、結果を残せず、2022年の開幕一軍登板後も不振が続き、最終的に戦力外通告を受けます。引退を決意し、2022年10月に現役を退くことを発表しました。

現役引退後

引退後は、2022年11月1日に名古屋で「野球バー DIAMOND」を開業し、接客にあたっています。選手としての強肩や足の速さ、ホームランへの期待値は多くのファンに印象を与えました。

人物

彼は「ありがとう」という言葉や、目標とする選手として阿部慎之助を挙げるなど、感謝の気持ちを大切にしています。また、登場曲には兄のバンドの曲を使用していたことから、家族との絆も感じられます。彼の野球キャリアはその情熱と努力の賜物です。

もう一度検索