山中つよしの美・happy

（やまなかつよしのび・はっぴー）

概要

『山中つよしの美・happy』は、ABCラジオ（朝日放送）により制作・放送されたラジオ番組です。2004年10月に放送が始まり、約7年間にわたる歴史を経て、2011年10月にその放送を終了しました。この番組は、毎週日曜日の午後1時00分から1時30分までの30分間にわたって、健康や美容に関する多角的な情報を提供しました。

番組内容

番組の中心を担ったのは、美容研究家であり、東京医科大学の客員講師という肩書きも持つ山中つよし氏でした。彼は、長年にわたり化粧品や食品に関する研究を独自の視点から深め、サプリメントや食品添加物が人体に与える影響についても深い知識を持っています。番組では、こうした専門的な知見を活かし、リスナーの「美」と「happy」、すなわち健やかで満たされた生活を実現するためのヒントやアドバイスを発信しました。

山中氏は、最新の研究成果や自身の理論に基づいた健康法、美容法、食に関する注意点などを、専門家ならではの切り口で解説しました。例えば、日常的に使用する化粧品や口にする食品の成分について、その効果や潜在的なリスクを分かりやすく伝えることで、リスナー自身が賢い選択をできるよう促しました。サプリメントや食品添加物といった、ともすれば誤解されがちなテーマについても、科学的な根拠に基づいた冷静な情報を提供し、リスナーの不安解消や正しい理解の促進に貢献しました。

彼の語り口は親しみやすく、専門的な内容も難しい言葉を使わずに説明することに長けていたため、幅広い年齢層のリスナーが気軽に聴取し、日々の生活に役立てることができました。番組は、単なる情報提供にとどまらず、リスナーが自分自身の体や健康について深く考え、積極的に向き合うきっかけを提供することを目的としていました。

ネット局

本番組は、ABCラジオでの放送が中心でしたが、放送期間中に他の地方局にもネットされました。2009年4月からは北陸放送で、同年10月からは北日本放送でも聴取が可能となりました。これにより、関西地方だけでなく、北陸地方の一部リスナーも番組を楽しむことができるようになりました。ただし、北日本放送におけるネット放送は比較的短期間で、2010年4月には終了しています。

出演者

パーソナリティである山中つよし氏に加え、番組にはアシスタントやリポーターがレギュラー出演しました。特にアシスタントは、番組開始から終了まで一貫して朝日放送の女性アナウンサーが務めました。

アシスタント

小寺右子（朝日放送アナウンサー）：番組開始当初の2004年10月から、2006年9月までの約2年間担当しました。
中村智子（朝日放送アナウンサー）：小寺アナウンサーの後を引き継ぎ、2006年10月から2009年4月5日までアシスタントを務めました。
加藤明子（朝日放送アナウンサー）：2009年4月12日放送分から、番組が終了する2011年10月2日まで、最も長い期間にわたりアシスタントとして山中氏を支えました。

リポーター

番組内コーナーなどで情報を伝えるリポーターも出演しました。

原田知恵：2007年4月から2010年4月4日までリポーターとして番組に参加しました。
* 伊藤加奈子：原田氏と交代する形で、2010年4月から番組最終回となる2011年10月2日までリポーターを務めました。

山中つよしの美・happy