山中達也

山中達也の経歴と野球人生



概要


山中達也(やまなか たつや)は、1988年12月23日香川県坂出市で生まれた元プロ野球選手です。左投左打の投手として、広島東洋カープに育成選手として入団し、独立リーグの香川オリーブガイナーズでもプレーしました。プロ野球選手としてのキャリアだけでなく、身体障害者野球にも関わるなど、彼の野球人生は多岐にわたります。

プロ入り前


山中は小学校2年生の頃から野球を始めました。中学校時代は外野手として活動していましたが、高校の丸亀城西高校に進学すると、投手に転向します。エースとして活躍し、3年生時には春の県大会で優勝するなどの実績を残しました。しかし、全国大会には出場できなかったものの、2006年の育成ドラフトで広島東洋カープから1位指名され、育成選手として入団しました。

広島での活動


入団後、山中は2007年ウエスタン・リーグでの試合に登板し、まずまずの成績を収めましたが、2008年は制球に苦しみ、成績が悪化。2009年に中継ぎ投手として防御率2.18を記録するも、2010年には結果が出せず、戦力外通告を受けました。この年、自由契約となりました。彼のプロ野球選手としてのキャリアは、広島でのこれらの活動で終わってしまいました。

香川オリーブガイナーズでの挑戦


広島から退団後、山中は2010年香川オリーブガイナーズに入団。先発投手として、リーグ戦に26試合登板し、4勝1敗を記録しましたが、2011年8月に大怪我を負い、医師からは生涯車椅子生活の危険を告げられました。それでも彼は復帰への意志を強く持ち、手術後すぐにリハビリを開始。球団とも良好な関係を保ちながら、選手としての復帰を目指しました。

引退と新たな道


2015年には現役から退く決意をし、その後は丸亀市役所で臨時職員として働くことになりました。彼はグラウンドキーパーとして、市民球場の運営に関わりました。また、公務員としてのキャリアを目指して、行政職員の試験を受ける準備も行っていました。

身体障害者野球への関与


2023年には、2年前から裏方として関わっていた香川チャレンジャーズに選手登録され、投手として公式戦に出場しました。中・四国身体障害者野球大会で準優勝を果たし、再び競技の舞台に立つ姿が見られました。これは、彼の努力と意志の強さを示す出来事です。

プレースタイルと特徴


山中のピッチングスタイルは、最速140kmのストレートに加え、カーブやスライダー、シンカーといった多彩な変化球を駆使する技術派です。彼の投手としての活動や独立リーグでの経験は、彼を一層成長させる要因となりました。

まとめ


山中達也の野球人生は、さまざまな難しさに直面しながらも、決して諦めずに挑戦を続けました。彼の歩みは、多くの人々に感動と勇気を与えるものです。今後も、彼の続ける道に注目が寄せられています。

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