山内ジョージ

山内ジョージ

山内ジョージ（1940年11月24日 - 2025年2月27日）は、日本の漫画家であり、独特な文字絵作家としても知られています。本名は山内紀之。彼は日本児童出版美術家連盟の会員であり、東アジア文化支援プロジェクトの事務局長も務めました。また、山内譲二名義でも作品を発表していました。

生涯

満洲国大連市で警察官の家庭に生まれ、終戦後の収容所生活を経て、宮城県登米市で育ちました。幼少期から漫画に興味を持ち、小学校時代には手塚治虫と文通し、中学校時代には石ノ森章太郎と知り合うなど、早くから漫画家としての才能を垣間見せていました。宮城県佐沼高等学校を卒業後、上京。

1960年9月から1962年3月まで、伝説的な漫画家集団が暮らしたトキワ荘に居住。石森章太郎や赤塚不二夫のアシスタントとして経験を積み、その後独立。トキワ荘の最後の住人として知られています。

独立後は、漫画制作だけでなく、動物をモチーフにした文字絵、絵本、広告、デザインなど、幅広い分野で才能を発揮。フジテレビ系の子供番組『ひらけ!ポンキッキ』では、動物文字アニメの制作を担当し、子供たちの人気を集めました。また、高井研一郎との合作ペンネームである太宰勉名義でも作品を発表しました。

2025年2月27日、S状結腸がんのため東京都内の自宅で逝去。84歳でした。

主な作品

絵カナ? 字カナ?（偕成社）
どうぶつは、あいうえお（PHP研究所）
動物 どうぶつ ABC（ほるぷ出版）
漢字絵本（学習研究社）
猫のための漢字絵本（愛育社）
ニャン故知新 猫のための四字猫語（愛育社）
トキワ荘最後の住人の記録: 若きマンガ家たちの青春物語（東京書籍）
くもんのまんがおもしろ大辞典　ことわざ１、２、３　（くもん出版）

受賞歴

2002年 文化庁メディア芸術祭特別賞
2004年 文化庁メディア芸術祭奨励賞

外部リンク

* ANIMAL24

もう一度検索