山内宏志

山内 宏志（やまうち ひろし）について

基本情報

山内宏志は1979年1月20日生まれで、愛媛県東温市出身のサッカー審判員です。彼は元プロフェッショナルレフェリーであり、国際副審としても活動していました。そのキャリアは多岐にわたり、国内外で数多くの試合で審判を務めてきました。

学歴とサッカーへの道

山内は重信中学校を経て、松山南高校に進学し、サッカーに打ち込む日々を送りました。その後、東京学芸大学に進学し、蹴球部に所属しました。大学生活の中で、2000年には関東大学サッカーリーグ戦で筑波大学に次ぐ成績を収めました。また、審判養成コースに参加し、3級及び2級審判員の資格を取得しました。その後、さらに学びを深めるために大学院に進学し、イギリスのリヴァプール・ジョン・ムーア大学でスポーツ生理学の研究も行いました。

審判キャリアのスタート

2006年12月、山内は1級審判員に登録され、その後日本フットボールリーグ（JFL）で審判員としてのキャリアをスタートしました。2008年からはJリーグディビジョン2の主審を担当し、Jリーグの広報でも注目される存在となります。彼の審判としての実力が認められ、2009年には一時Jリーグの主審リストから外れましたが、2010年からは再びJ2の担当主審として戻ってきました。

J1、副審への転向

2012年にはJ2の主審から副審に転向し、2013年にはJ1の副審としてデビューしました。その初戦はサンフレッチェ広島対浦和レッズ戦で、これを契機にさらなる実績を積んでいきます。2014年からは国際副審にも登録され、国際的な試合でもその実力を発揮するようになります。

審判員への情熱と授業

山内は2013年から国際基督教大学で講師としても活躍しており、教育と審判業務の両立に取り組んでいます。選手たちの技術向上を支援しながら、自らのキャリアをさらに進める道を選びました。また、2018年には日本サッカー協会とプロフェッショナルレフェリー契約を締結し、審判としての地位を確立しました。

引退と今後

2022年12月15日、山内は国際主審の佐藤隆治と共に2022年シーズン限りでトップリーグの審判から引退することを発表しました。これにより、彼の長い審判人生が一つの区切りを迎えました。彼の経歴は、多くの若い審判員へ刺激を与え続けることでしょう。

受賞歴

そんな彼は、2007年にJFL優秀レフェリー賞を受賞し、2018年にはJリーグ最優秀副審賞に輝くなど、数々の賞を受けています。

総括

山内宏志は、サッカー審判という職業に情熱を捧げ、そのキャリアを通じて多くの試合を担当してきました。今後も彼の経験や知識は、サッカー界において重要な役割を果たし続けることでしょう。

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