山内崇嗣

山内 崇嗣（やまうち たかし）は、1975年2月21日に石川県金沢市で生まれた日本の美術家、画家です。武蔵野美術大学の油絵学科で専門的な学びを深め、卒業後から現在に至るまで、主に絵画作品の制作を中心とした活動を展開しています。

経歴と主な活動

山内氏は、大学在学中から積極的に作品発表や企画に関わっています。

1996年からは、広島県の総領町で開催された「灰塚アースワーク」に複数年にわたり参加し、野外での大規模な表現活動に取り組みました（1998年、1999年、2000年にも参加）。
1998年に武蔵野美術大学油絵学科を卒業後、同年には東京のバー青山にて「ピッチシフター」という企画を手掛けるなど、アートプロジェクトの側面でも活動を見せます。
1999年には、東京・青山で開催された「ワンディワンショウ / フリー・スペース・スリー」に参加しました。
2000年には、地元である石川県の金沢市民芸術村にて「豪華粗品」という展覧会に参加。同年、東京の伊藤忠ギャラリーで個展「山内崇嗣展」を開催し、この展覧会は深瀬記念視覚芸術保存基金による第2回初個展賞を受賞するという重要な成果に繋がりました。
2001年には、東京のメゾンリベラール103にて「山内崇嗣 絵画展」を開催し、引き続き絵画表現の探求を進めます。
同年、セゾンアートプログラムが主催する「SAP ART-ING TOKYO 2001」に参加するなど、より広範なアートシーンとの関わりを深めます。
また、国際的な活動も開始し、2001年にはオーストリアのウィーンにあるクンストビューロにて開催された「What's the difference between....... 」展に参加しました。
2002年には、東京のgalleryPAXにて個展を開催し、また東京のswitch pointで開催された「omolo.com/expo」にも参加しています。
2004年には、リェストゥール・キエロフスキをキュレーターに迎え、東京のUPLINK GALLERYで開催されたユニークなタイトルの企画展「ノストラダムスは生きていた！ ～地球はすでに滅亡している～」展に参加しました。
2006年には、東京オペラシティアートギャラリーの企画展シリーズ「project N」の第27回として、「project N 27 山内崇嗣」展が開催され、注目を集めました。
2008年には、COEXISTにて「冬芽」と題された展覧会に参加。
同年、若手美術家の登竜門としても知られる「VOCA展2008」に上野の森美術館へ出品し、その作品を発表しました。

山内崇嗣氏は、多岐にわたる展覧会や企画への参加を通じて、美術家としてのキャリアを重ねています。絵画を中心としつつも、アースワークや企画展など、様々な形式での表現活動を行っており、その活動は国内外に及んでいます。公式サイトであるomolo.comなどを通じて、その活動の軌跡や作品の一部を見ることができます。

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