山口まゆ (女優)

山口まゆは、2000年11月20日生まれ、東京都出身の女優です。2025年1月21日までフラームに所属していました。日本大学芸術学部映画学科を卒業しています。

幼少期からクラシックバレエに打ち込み、バレリーナを目指していましたが、母親に連れられて観劇した劇団四季のミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』に衝撃を受け、ミュージカル女優に憧れるようになりました。小学4年生から6年生まで、子役専門の芸能事務所に所属し、舞台を中心に活動を開始。2011年には初舞台を踏みましたが、中学進学を機に学業に専念するため、一時芸能活動を休止しました。

しかし、演技への情熱を諦めきれず、母親が応募したオーディションに合格し、複数の芸能事務所から声がかかる中で、憧れの女優である有村架純や当時出演していたドラマ『ハガネの女』の主演を務める吉瀬美智子が所属するフラームへの所属を決意。2014年に本格的な芸能活動を再開しました。

同年7月にはドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』でテレビドラマデビューを果たし、吉瀬美智子と親子役で共演しました。その後も、『聖女』では広末涼子の幼少期役、『アイムホーム』では木村拓哉の娘役を演じるなど、話題作に次々と出演しました。2015年のドラマ『コウノドリ』では、中学2年生の妊婦役という難しい役柄にも挑戦し、その演技力が評価されました。2016年には、15歳で映画『相棒 -劇場版IV-』のヒロインに抜擢され、一躍注目を集める存在となりました。

2015年には、映画『くちびるに歌を』で共演したメンバーと期間限定ユニット「Lips!」を結成し、配信限定シングルをリリース。2019年4月には、祖父と同じ大学に進学し、映画学科で演技を専攻するなど、演技への探求心も持ち合わせています。同年には、映画『僕に、会いたかった』でヒロイン役を演じ、時代劇初出演となる映画『下忍 赤い影』でもヒロイン役を演じました。

2025年1月21日には、所属していたフラームを退所し、新たな道へ進むことを発表しました。趣味は映画鑑賞、ピアノ、ダンス、クラシックバレエで、幼少期からクラシック音楽に親しんでいます。また、NHK連続テレビ小説への出演を目標に掲げ、女優としてのさらなる成長を目指しています。

影響を受けた俳優として、ドラマ『明日の約束』で共演した井上真央を挙げており、井上真央の演技力や人間性に憧れていると語っています。大学進学について迷っていた際には、井上真央からアドバイスを受け、進学を決意したというエピソードも持っています。

出演作品は多岐にわたり、テレビドラマでは『昼顔』、『聖女』、『アイムホーム』、『コウノドリ』、『リバース』、『明日の約束』、『崖っぷちホテル！』、『駐在刑事』、『絶対零度』、『女子グルメバーガー部』、『江戸モアゼル』、『ハコヅメ』、『シジュウカラ』、『未来への10カウント』、『めんつゆひとり飯』、『バツコイ』など、数多くの作品に出演しています。映画では、『くちびるに歌を』、『相棒 -劇場版IV-』、『雪女』、『僕に、会いたかった』、『下忍 赤い影』、『樹海村』、『軍艦少年』、『ブルーイマジン』など、幅広いジャンルで活躍しています。

その他にも、Webドラマ、CM、MV、舞台、オーディオドラマなど、さまざまな分野でその才能を発揮しており、今後の活躍が期待される注目の女優の一人です。

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