山口修平 (1996年生のラグビー選手)

山口修平

山口修平（やまぐち しゅうへい）選手は、1996年（平成8年）7月21日に生まれた日本のラグビーユニオン選手です。現在、ジャパンラグビーリーグワンに所属するトヨタヴェルブリッツで、チームの中心を担うセンター（CTB）としてプレーしています。

プロフィール

山口選手は大阪府の出身です。選手としての体格は、身長183センチメートル、体重100キログラムと、センターのポジションで活躍するために恵まれたサイズを持っています。この体格は、アタックにおいては相手ディフェンスラインを突破するパワフルなランや、ボールキャリアーとしてゲインラインを突破する際のコンタクトプレーで優位性を発揮し、ディフェンスにおいては強固なタックルで相手の攻撃を止める上で重要な要素となります。

ポジションであるセンター（CTB：Outside CentreまたはInside Centre）は、バックスラインの中央に位置し、攻撃ではパスプレーやランプレーの起点・終点となり、防御では相手の攻撃を食い止めるタックルやラインコントロールを担うなど、攻守両面で重要な役割を求められるポジションです。山口選手は、その体格と技術をもって、このポジションでチームに貢献しています。

略歴

山口選手のラグビーキャリアは、大阪の同志社香里高校で本格化しました。高校卒業後の2015年（平成27年）、同志社大学へと進学し、大学ラグビー界で経験を積みます。大学ではラグビー部に所属し、そのリーダーシップと実力が認められ、2018年（平成30年）には同志社大学ラグビー部の主将に就任しました。大学のチームを率いる主将としての経験は、選手としての成長だけでなく、チームをまとめる人間性や責任感を培う上で貴重な財産となったことでしょう。

大学を卒業した2019年（平成31年）、山口選手はトップリーグに所属していたトヨタ自動車ヴェルブリッツ（現在のトヨタヴェルブリッツ）に加入し、プロラグビー選手としての第一歩を踏み出しました。入団後、研鑽を積み、2021年（令和3年）4月3日に行われたジャパンラグビートップリーグの第6節、三菱重工相模原ダイナボアーズ戦において途中出場ながら公式戦初出場を果たし、自身のキャリアにおける大きな節目を迎えました。

さらに、2023年（令和5年）5月には、海外でのプレー経験を積むため、パイレーツ・オールドボーイズというクラブチームへ派遣されました。これは、異なるラグビー文化や環境の中で自身のスキルやラグビー理解を深める貴重な機会となり、選手としての幅を広げる経験となったと考えられます。

まとめ

同志社大学での主将経験、トヨタヴェルブリッツでのプロキャリア、そして海外派遣での経験と、山口修平選手は着実に経験を積み重ねています。センターとして攻守両面でチームに貢献するそのプレーは、所属するトヨタヴェルブリッツにとって重要な戦力となっています。今後のジャパンラグビーリーグワンにおけるさらなる活躍が期待される選手です。

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