山口小百合

山口小百合: 日本女子サッカーのレジェンド

山口小百合（やまぐち さゆり）は、静岡県出身の元女子サッカー選手であり、現在はサッカー指導者としても活動しています。彼女は1966年7月25日に生まれ、ディフェンダーとして日本女子代表の一員として多くの試合を戦ってきました。

選手としての経歴

山口は、清水第八スポーツクラブでサッカーキャリアをスタートさせ、その後鈴与清水FCラブリーレディースや田崎ペルーレFCでもプレーしました。特に鈴与清水FCラブリーレディースでは、4度にわたりベストイレブンに選出されるなど、その実力を証明しました。1989年から1993年にかけて、彼女は日本女子サッカーリーグでも出来を見せ、クラブの繁栄に貢献しました。

日本女子代表としての活動

15歳という若さで日本女子代表としてデビューしたのは1981年。この年代において山口はイングランド代表との試合で初出場を果たし、その後も多くの国際大会に参加しました。特に1986年、1991年のAFC女子選手権や1990年のアジア競技大会ではチームを支え、いずれも準優勝を達成しました。1991 FIFA女子ワールドカップにも出場し、全3試合に参加、その功績は今も語り継がれています。

彼女の通算出場は29試合に上り、1得点を記録しました。初得点は1991年のAFC女子選手権でのシンガポール戦で達成され、国際舞台でもその才能が認められました。

指導者としてのキャリア

現役を引退した後、山口小百合はサッカー指導者としての道を歩み始めました。現在は日本サッカー協会（JFA）のコーチとして、特に女子サッカーの普及活動に尽力しています。また、清水フットボールクラブ女子の中高生チームでコーチを務め、次世代選手の育成にも力を入れています。

受賞歴とタイトル

山口は、個人としても多くのタイトルを獲得しています。全日本女子サッカー選手権大会では6回の優勝を果たし、さらに日本女子サッカーリーグでも優勝しています。個々のパフォーマンスも認められ、5回のベストイレブンに選ばれています。

まとめ

山口小百合は、日本女子サッカーの歴史において重要な存在であり、選手としての成功に加えて、指導者としても多くの選手たちに影響を与え続けています。彼女のキャリアは、女子サッカーの発展に寄与し、未来の世代への道しるべとなるでしょう。

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