山口市消防本部

山口市消防本部について

山口市消防本部は、山口県山口市に位置する消防機関であり、消防の業務を幅広く担っています。この本部は、地域全体を管轄しており、その面積は県内最大の1,023.23 km²に及びます。職員数は250人にのぼり、再任用職員を含めると多様な人材が集結しています。

ドクターカーシステムの導入

特に注目すべきは、2007年度から実施されているドクターカーシステムです。このシステムは、平日の昼間にドクターカーが出動し、医師が同乗して急患の救急処置を迅速に行うというものです。これにより、市民の生命を守るための迅速な対応が実現しています。

施設構成

消防本部の所在地は山口市亀山町2番1号、山口市役所本庁舎の5階にあります。管轄内には消防署が3か所、出張所が4か所設けられています。各消防署は、地域の特性に応じた消防活動を展開し、住民の安全を守る役割を果たしています。

主力機械

消防活動においては、様々な種類の消防車両を所有しています。以下は、2025年4月1日現在の主な機械の一覧です：

• - 指揮車（機動連絡車）：1両
• - 普通消防ポンプ自動車：6両
• - 水槽付消防ポンプ自動車：6両
• - 大型水槽車：1両
• - 化学消防ポンプ自動車：2両（内1両は非常用）
• - 救助工作車：2両
• - はしご付消防自動車：2両
• - 高規格救急自動車：13両（内3両は非常用、ドクターカー含む）
• - 水難救助用資材搬送車：1両
• - 林野火災用資材搬送車：1両
• - 消防活動用重機：2台
• - 重機搬送車：1両
• - 緊急消防援助隊資機材搬送車：1両
• - 積載車：1両
• - 連絡車：7両
• - 広報車や査察車 など

これらの設備を駆使し、山口市内で発生する火災や事故、災害に対して迅速かつ的確に対応しています。

沿革

山口市消防本部は、1948年3月7日に設立され、その後数度の組織変更や移転を経て、現在の形に至ります。1975年には、新しい庁舎が山口市亀山町に移転され、その後も様々な出張所の開設や合併を経ました。特に近年では、阿東町の山口市への編入や、新たな出張所の設立により、消防本部の業務はますます拡充されています。

組織図

消防本部は、政策管理室や救急課、通信指令課などの部門で構成されています。また、各消防署の管轄内には、それぞれの出張所が存在し、地域の特性を考慮した効果的な救助活動を展開しています。

まとめ

山口市消防本部は、地域住民の安全を守るために多くの努力を重ねており、ドクターカーシステムをはじめとする先進的な取り組みを通じて、如何にして迅速で的確な医療救援を行うかを模索しています。これからも、消防業務の充実と安全な街づくりに向けた活動を続けていくことでしょう。

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