山口真理恵

山口真理恵は、1989年10月22日生まれ、神奈川県横浜市出身の元女子ラグビーユニオン選手です。小学校時代にタグラグビーと出会い、その才能を開花させました。中学時代には陸上部に所属しながら、地元のラグビーチーム「釜利谷クラブ」で本格的にラグビーに取り組み始めました。このチームは、関東学院大学OBが中心となって運営されており、彼女のラグビーキャリアの基礎を築く上で重要な役割を果たしました。また、彼女の親友であり、同じく7人制日本代表として活躍した鈴木彩香とは、小中学校の同級生という間柄です。

横浜立野高校に進学した山口は、社会人チーム「フェニックス」に所属しながらプレーを続け、同時にタグラグビー同好会を設立しました。さらに、高校ラグビーの名門である桐蔭学園高校にも積極的に出向き、男子選手に混ざって練習に励むなど、高い向上心を持って練習に打ち込んでいました。高校在学中には、7人制U-23日本代表のセレクションに見事合格し、2007年の香港セブンズに出場しました。さらに、15人制のユース代表としてもニュージーランド遠征を経験するなど、若くして国際舞台での経験を積みました。

高校卒業後の2008年には、アジア女子ラグビー大会に出場する15人制日本代表に選出され、その実力を証明しました。2009年からはオーストラリアに留学し、ラグビーの更なるスキルアップを目指しました。同年からは7人制日本代表のフル代表に定着し、7人制ワールドカップや東アジア大会にも出場しました。また、2010年に開催された15人制ワールドカップのアジア予選でも代表に選出されるなど、15人制、7人制の両方で日本代表として活躍しました。

オーストラリア留学から帰国後は、購買戦略研究所（現PSI）に勤務していましたが、2014年2月に退職し、個人スポンサーの支援を受けてプロに転向しました。プロ転向後も、2014年のアジア競技大会では7人制日本代表として出場し、見事銀メダルを獲得しました。しかし、2017年4月14日、惜しまれながらも現役引退を表明しました。

彼女は、50mを6.6秒で走る俊足を持ち合わせており、そのスピードを活かしたプレーは多くの観客を魅了しました。引退後はブラジル在住とのことですが、詳しい活動内容は不明です。山口真理恵は、日本の女子ラグビー界において、そのスピードとアグレッシブなプレーで多くのファンを魅了した選手であり、今後の活躍が期待される人物です。

彼女の活動をまとめた外部サイトには、ラガール7の公式サイトや、オフィシャルブログ（ウェイバックマシンによるアーカイブ）、国際スポーツ奨学金のサイトなどがあります。

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