山口節生

山口節生のプロフィール

山口 節生（やまぐち せつお、1949年9月26日生まれ）は、日本の政治活動家、コンサルタント、不動産業者として知られている。佐賀県出身で、経歴は多岐に分かれる。彼は元高等学校教員であり、信託銀行員としてもキャリアを積んできた。現在は埼玉県を中心に活動している。

学歴と初期のキャリア

1949年に佐賀県で生まれた山口は、佐賀県立佐賀西高等学校を卒業後、一橋大学商学部に入学。その後、東京大学経済学部にも進み、学士号を取得した。1974年に三菱信託銀行に入行し、主に不動産鑑定業務に従事した。その後、1977年に退職し、佐賀県に戻り教育者としての道を歩むことになる。彼は商業科の教諭として伊万里商業高等学校、英語科の教諭として有田工業高等学校と鳥栖高等学校で教鞭を執った後、1986年に教職を辞する。

不動産鑑定士としての活動

1990年に不動産鑑定士の資格を得た山口は、有限会社日本経済研究所を設立し、代表取締役社長に就任。不動産鑑定業務に専念する一方で、1993年には早稲田大学の大学院政治学研究科で修士号を取得し、その後日本大学の大学院法学研究科政治学専攻に進んだ。1997年には指導認定満期退学し、実業活動に戻った。

政治活動と選挙

山口の政治活動は、1991年の佐賀県知事選挙への立候補から始まる。その後、埼玉県を中心に国政選挙や地方選挙に繰り返し立候補してきた。特に2007年の東京都知事選挙では、自身が代表を務める政治団体から出馬し、注目を集めた。しかし、彼はこれまでの選挙の多くで供託金を没収されているが、2011年には埼玉県議会議員選挙で唯一供託金が返還された。

山口はしばしば選挙に出馬する意向を表明しながらも、資金不足などの理由で出馬を撤回する例も多い。1998年の参議院選挙においては、個人演説会を開いたものの、聴衆がわずか1名という結果に終わり、当時の状況は注目を浴びた。

法的問題

2012年には、公用文書毀棄罪で逮捕され、2014年に懲役8か月の実刑判決が下され、これが彼の政治活動に影響を及ぼした。懲役刑が確定後、公民権が停止され、2015年に行われたさいたま市議選には立候補したが、被選挙権を喪失し、届け出も却下されることとなった。

最近の活動

出所後は、再び国政や地方選挙への立候補を表明する一方で、実際に届け出を行わないケースもあり、政治活動は続いている。2019年と2023年には埼玉県議会議員選挙に立候補したが、いずれも落選し、供託金没収の結果となった。

山口節生の人生は、教育者、実業家、政治活動家としての多面的な側面を持ちながら、同時に数々の挑戦や困難が続いていることを物語っている。

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