山口豊

山口 豊（やまぐち ゆたか）

山口豊は、1967年10月22日生まれの日本のアナウンサーで、テレビ朝日のエグゼクティブアナウンサーとして知られています。彼は埼玉県立浦和高等学校を卒業後、早稲田大学商学部に進学し、1990年に日本航空の京都支店に入社しました。しかし、入社からわずか半年後、彼は自分の目指すべき道が異なることを強く感じるようになりました。

その後、山口は東京のアナウンススクールに通い始め、休日も勉強に励みました。1992年にはテレビ朝日のアナウンサー試験に合格し、スムーズにアナウンサーとしてのキャリアをスタートさせました。彼は初の報道番組『お昼のN天ワイド』に出演し、その後『スーパーJチャンネル』のリポーターを務め、著名なアナウンサーたちとの共演もありました。

2000年の10月から2006年3月までは、平日昼の『ANNニュース』を担当。続く2006年4月から2014年3月までは、『スーパーJチャンネル』の週末版のメインキャスターとして活躍しました。この間、山口は報道ステーションの現場リポーターも務め、特に2016年1月25日には島根県邑南町で大雪に埋まった女性を救出する様子が報じられ、多くの視聴者の記憶に残る瞬間となりました。

また、彼は国際的な環境問題に強く関心を寄せており、北極圏の温暖化や、海面上昇に苦しむマーシャル諸島など、気候変動の影響を受ける地域を取材してきました。再生可能エネルギーの問題についても積極的に取材し、日本国内外を訪れる中で、多くの地域再生策や気候変動対策についての情報を伝えています。2020年には初の著書『「再エネ大国 日本」への挑戦』を出版し、その後2022年には2冊目の著書『成長戦略としての「新しい再エネ」』を上梓しました。これらの出版活動を通じて、彼は気候変動に関心を持つ多くの人々への啓発を目指しています。

山口は、環境省の気候変動対策検討小委員会委員や中央環境審議会の臨時委員としても活動しており、その知見を生かして関連する問題の解決に寄与しています。2023年9月には、彼が自ら企画取材した特別番組「再エネ革命！ニッポンの挑戦」が放送され、若者を中心に支持を集めました。また、渋谷ではこの番組をパブリックビューイングするイベントも開催され、大きな反響を呼びました。さらに、YouTubeでも「山口豊アナが見たSDGs最前線」というチャンネルを持ち、その動画は100万回を超える再生回数を記録しています。

最近では、2022年10月2日より「はい!テレビ朝日です」に進行役として出演しています。また、かつてはJリーグ中継のリポーターとしても活動した経験があります。彼の同期には、岡田洋子や岡田真由子などがいます。山口豊は、情報発信者としてだけでなく、環境問題の啓蒙活動も行うアナウンサーとして、今後も注目される存在です。

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