山崎一彦

山崎 一彦（やまざき かずひこ）のプロフィール

山崎一彦氏は1971年5月10日に生まれ、埼玉県与野市（現在のさいたま市中央区）で育ちました。彼は武南高校を経て、順天堂大学体育学部を卒業した後、筑波大学大学院で体育研究を修了しました。陸上競技者としてのキャリアを積んだ後、現在は順天堂大学スポーツ健康科学部の教授として活躍し、日本陸上競技連盟の強化副委員長および強化育成部長も務めています。また、2020年東京オリンピックに向けた特別対策プロジェクトのディレクターにも就任しました。

競技者としての業績

山崎氏は日本陸上界の中で400mハードルのスペシャリストとして知られています。1995年のイエテボリ世界選手権では、アジア記録となる48秒37を樹立し、ファイナリストとして7位に入賞しました。また、彼の活躍は日本の400mハードル選手たちにとっての概念を変え、世界レベルへ押し上げる大きな一因となりました。彼の前半型スタイルは、その後、世界陸上メダリストである為末大選手に受け継がれています。

山崎氏は1999年、IAAFグランプリ大阪大会で48秒26の日本記録を打ち立て、名実ともに日本を代表する選手となりました。2001年、横浜でのスーパー陸上を最後に現役を引退しましたが、彼のキャリアは輝かしいものでした。

教育者としての活動

現役引退後、山崎氏は福岡大学スポーツ科学部の准教授として、教育や研究に従事していました。また、英国ラフバラ大学で客員研究員としても活動し、2014年からは母校である順天堂大学に戻り、准教授として教鞭を執っています。2016年からは大学院スポーツ健康科学研究科の教授職に就いており、学生たちに厳しくも温かい指導を行っています。

加えて、彼はNHKの陸上競技中継において解説者としても活躍しており、自身の経験をもとに視聴者に分かりやすくスポーツの魅力を伝えています。

経歴のハイライト

以下に、山崎一彦氏の競技歴の一部を挙げます：

• - 1989年：全国高等学校総合体育大会 400mH 4位
• - 1990年：世界ジュニア選手権 400mH 8位（51秒42）
• - 1991年：世界選手権東京大会 予選2組5着（49秒97）
• - 1992年：バルセロナオリンピック 400mH 予選2組4着（50秒30）
• - 1995年：世界選手権イエテボリ大会 400mH 7位（49秒22）
• - 1999年：IAAFグランプリ大阪大会で日本記録48秒26樹立

その後の活動にも多くの貢献をし、現在も日本陸上界における影響力を持ち続けています。彼の名前は、今後の日本陸上競技の発展においても語り継がれていくことでしょう。

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