山川広行

山川広行

山川広行（やまかわ ひろゆき、1956年12月10日 - ）は、日本の実業家であり、札幌ドームの代表取締役社長です。以前は北海道銀行の取締役副頭取を務めていました。

人物・経歴

北海道旭川市出身。北海道旭川北高等学校を卒業後、1979年に北海道大学経済学部を卒業し、北海道銀行に入行しました。同期には、後に頭取となる堰八義博と笹原晶博がいます。

山川氏は、銀行員として着実にキャリアを重ねました。1998年に栄町支店長、2001年に法人推進グループ調査役、2002年に清田支店長、2004年に札幌駅前支店長を歴任しました。2005年には執行役員地区営業担当兼帯広支店長に就任し、2009年には常務執行役員地区営業担当兼旭川支店長となりました。2012年には常務執行役員地区営業担当、2013年には常務執行役員石狩・札幌地区営業担当を経て、同年専務執行役員本店営業部本店長に就任しました。2015年には取締役副頭取に就任し、地域を活性化する地方創生本部のキャップとして、道内の多くの自治体を訪問しました。

2017年、山川氏は札幌ドームの社長に転任しました。当時、北海道日本ハムファイターズが本拠地移転を計画しており、その対応と札幌ドームの活性化が重要な課題となっていました。山川氏は社長として、移転後の札幌ドームの活用策を検討し、様々なイベントや事業を企画・実施することで、札幌ドームの魅力を高めることに尽力しました。

しかし、2024年6月21日の株主総会での発言が物議を醸しました。「プロ野球をやらせてくれないのでね」「見通しが甘かったには抵抗がある」という発言に対し、インターネット上では「上から目線」「驕りを感じる」「（日ハムを）自分で追い出したんでしょ」「よくこんな発言できる」など、批判的な意見が相次ぎました。この発言は、札幌ドームの将来に対する懸念を広げることとなりました。

山川氏の札幌ドーム社長としての功績と課題は、今後の札幌ドームの運営に大きな影響を与えると考えられます。

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