堰八義博

堰八義博（せきはち よしひろ）

1955年5月26日生まれ。北海道札幌市出身の銀行家。
北海道銀行特別顧問、NHK経営委員会委員を務める。

来歴

堰八氏の先祖、堰八安高は津軽藩の藩士であり、洪水を防ぐ堰の番人を務めていました。川の氾濫を鎮めるために自ら人柱となったという逸話が残っており、地元小学校の副読本にも取り上げられています。
実娘の堰八紗也佳氏は、北海道放送のアナウンサーとして活躍しています。

学歴

札幌市立伏見中学校、北海道札幌旭丘高等学校を経て、法政大学経営学部を卒業。

北海道銀行入行

1979年に北海道銀行に入行。同期には、笹原晶博第7代頭取や山川広行札幌ドーム社長がいます。

入行以来、主に企画部門を担当し、経営企画部経営企画室長、経営企画グループ調査役などを歴任。
1997年には、北海道拓殖銀行との合併交渉において実務窓口を担当しました。

北海道銀行頭取

2003年6月、全国最年少の48歳で代表取締役頭取兼頭取執行役員に就任。
翌年9月、道銀と北陸[[銀行]]との経営統合により発足したほくほくフィナンシャルグループでは副社長に就任しました（2013年6月に会長を退任）。

道銀トップ在任中は、道内の営業店をくまなく訪問し、取引先との対話を重ねました。
また、北陸[[銀行]]とともに横浜[[銀行]]との勘定系システム統合や、アグリビジネス、ロシアビジネスにも注力しました。
さらに、カーリングなどのスポーツ振興においては、自ら広告塔となり、道銀の知名度向上に貢献しました。
2010年2月には、財務省北海道財務局国有財産北海道地方審議会会長に就任しています。

退任後

2015年6月の株主総会をもって銀行会長を退任し、ほくほくFG会長も退任しました。2021年6月には銀行特別顧問に就任しました。

2016年6月、北海道観光振興機構会長、NHK経営委員会委員に就任。
2019年8月5日には、同機構会長として、IR誘致を北海道知事に要望しました。北海道エアポート取締役なども務めています。

法政財界人倶楽部副会長も務めています。

人物

堰八氏は、北海道の経済界において重要な役割を担ってきた人物です。
銀行経営者としての手腕はもちろんのこと、地域経済の活性化にも尽力してきました。
先祖の逸話や、家族構成などから、人間性豊かな人物像が伺えます。

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