山形信用金庫

山形信用金庫について

山形信用金庫（やまがたしんようきんこ、英称: Yamagata Shinkin Bank）は、日本の山形県山形市に本店を持つ信用金庫であり、略称として「山形しんきん」と呼ばれています。主に山形市や上山市、寒河江市、天童市、西村山郡の河北町に店舗を展開し、地域の金融ニーズに応えています。

事業展開の歴史と合併

2007年、郵政民営化によって経営環境が変化する中、山形信用金庫は地域金融機関の競争力を高めるため、山形庶民信用組合との合併を決定しました。この合併は、2009年2月16日に対等合併として実施され、存続金融機関は山形信用金庫です。この合併により、従来の山形しんきん本店は七日町支店に降格され、合併後の新しいロゴが採用されました。

合併にあたって、両金融機関の間でスムーズなロゴとブランドの統合が行われ、通帳やカードのデザインも一新されました。また、コーポレートカラーもそれまでの青から旧しょみんと同じ赤に変更されています。

合併によって、店舗網の再編も行われ、いくつかの支店の統合や移転が実施されました。例えば、2009年には薬師町支店が市北支店に統合され、同年には上山南支店も別の支店と統合されました。さらに、2014年には旧本店となった七日町支店を新築移転を行い、山形営業部に昇格させると同時に近隣の市北支店も統合しました。

店舗展開と地域貢献

山形信用金庫は、山形市を中心に上山市や寒河江市、西村山郡の河北町、天童市に支店を運営しています。定款上の営業エリアは、村山市を含む多様な地域に広がっており、地元の人々に幅広い金融サービスを提供しています。このように地域に根差した事業運営を行うことで、山形市及び周辺地域の発展に寄与しています。

沿革

山形信用金庫の歴史は1949年に遡り、当初は山形市信用組合として設立されました。1950年には山形信用組合に改組し、1952年には信用金庫法に基づいて現在の名前に変更されました。その後、長年にわたって地域に密着した金融サービスを提供し続け、1977年には東北地区信金共同事務センターにオンラインシステムを導入しました。

合併や提携を通じて他の金融機関との連携を強化することにも注力しており、様々な地域イベントやプロジェクトへの支援も行っています。このように山形信用金庫は地域の生活を豊かにするため、多角的に金融サービスを展開しています。

街なかホール きんこん館

2016年には、旧七日町支店を改装して「街なかホール きんこん館」として新たな情報発信拠点を設けました。この施設は、地域の人々が集まり、交流や情報を発信する場として機能しており、平日の間に開館されています。また、地域イベント時には土日や祝日の開放も考慮されています。こうした活動を通じて、山形市内の賑わいの創出に寄与しています。

主要サービス

山形信用金庫では、一般的な預金業務のほか、住宅ローンや商業貸付など、個人や企業向けの多様な金融商品を取り扱っています。また、スポーツ振興くじ（toto）の当選券の払い戻しを特定の支店で行っており、地域の活性化にも寄与しています。地元に根ざした金融機関として、山形信用金庫はこれからも地域の発展に貢献し続けることでしょう。

もう一度検索