山形恭平

山形恭平は、1981年9月7日生まれ、福岡県北九州市出身の元プロサッカー選手です。現役時代のポジションはミッドフィールダーでした。現在は、地元福岡で少年サッカースクールのコーチとして、次世代の育成に力を注いでいます。所属はリーフラス株式会社です。

実弟には、同じくプロサッカー選手で、アビスパ福岡でチームメイトでもあった山形辰徳がいます。

プロ入りまでの道のり

山形は、二島小学校、二島中学校を経て、東福岡高等学校を卒業しました。東福岡高校在学中には、1年生時にインターハイ、全日本ユース選手権、高校選手権の三冠を達成するという偉業を成し遂げました。特に、1999年の全国高校選手権決勝ではハットトリックを達成し、チームの連覇に大きく貢献しました。

プロ選手としてのキャリア

2000年にサンフレッチェ広島に入団しましたが、出場機会は限られ、戦力外通告を受けました。その後、2004年にアビスパ福岡に練習生として加入し、その活躍が認められ、同年5月にプロ契約を結びました。福岡では主力選手として活躍し、チームのJ1昇格に大きく貢献。選手会長も務めました。しかし、2007年末に福岡の経営縮小に伴い、再び戦力外通告を受けました。

2008年からはV・ファーレン長崎に移籍し、主将としてチームを牽引。JFL昇格に貢献しましたが、シーズン終了後に現役を引退しました。

指導者としての活動

現役引退後は指導者の道へ進み、日本サッカー協会公認のA級コーチライセンスを取得しました。地元福岡では、FC LIBERTAの代表兼監督として、後進の指導に力を注いでいます。また、サッカー解説者としても活躍しており、Jリーグ公式映像や高校サッカーなど、わかりやすく緻密で丁寧な解説は多くのファンから支持されています。

所属クラブ

北九州市立二島中学校
東福岡高等学校
1999年 アビスパ福岡（強化指定選手）
2000年 - 2003年 サンフレッチェ広島
2004年 - 2007年 アビスパ福岡
2008年 V・ファーレン長崎

個人成績

1999年は強化指定選手のため、公式戦出場はなし。
Jリーグ初出場 - 2001年6月16日 J1 1st 第11節対ヴィッセル神戸戦（神戸総合運動公園ユニバー記念競技場）
先発出場、45分奥野僚右と途中交代
Jリーグ初得点 - 2004年4月17日 J2 第6節対京都パープルサンガ戦（鹿児島県立鴨池陸上競技場）
公式戦初出場 - 2001年6月13日 ナビスコカップ2回戦第1戦対FC東京戦（広島スタジアム）
先発出場、79分松下裕樹と途中交代
公式戦初得点 - 2002年12月15日 天皇杯3回戦対アルビレックス新潟戦（広島スタジアム）
56分李漢宰に代わり途中出場、80分ゴール

その他の公式戦

* 2004年 J1・J2入れ替え戦 2試合0得点

山形恭平は、選手としてだけでなく、指導者、解説者としても、その情熱と知識で日本のサッカー界に貢献し続けています。

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