山形県立上山明新館高等学校

山形県立上山明新館高等学校について

山形県立上山明新館高等学校は、山形県上山市仙石に位置する県立高等学校です。この学校は、旧山形県立上山高等学校と山形県立上山農業高等学校という二つの歴史ある学校を統合して設立されました。蔵王連峰を間近に望む自然豊かな環境の中で、「知・徳・体」の調和がとれた人間育成を目標とし、「飛び出せ明新館、花咲け明新館、レベルアップの明新館」をスローガンに掲げています。広大な校地面積は98,126平方メートルを誇り、県内でも有数の広さを誇ります。

学校の特色

教育目標

「日日新、又日新」という校訓のもと、生徒たちが学習活動、特別活動、地域連携ボランティア活動を通じて主体的に行動できる「人間力」を育むことを目指しています。また、専門学科で得た知識や資格を社会で活かせるよう、意欲的な生徒を育成することにも力を入れています。地域活動への積極的な参加を通じて、人と人とのつながりを大切にする生徒の育成にも注力しています。

校章と校歌

校章は一般公募によって選ばれ、1993年に制定されました。デザインは、上山から望む蔵王の樹氷をモチーフにし、生徒一人ひとりが協力しながら個性を伸ばしていく様子を表現しています。校歌も1993年に制定され、作詞は吉野弘、作曲は高田三郎が担当しました。歌詞には、郷土を愛し、未来を切り開いていく生徒たちの決意が込められています。

設置学科

全日制課程では、以下の3学科が設置されています。

普通科
食料生産科
情報経営科

これらの学科では、それぞれの専門性を活かした教育活動が展開されています。

歴史

学校の歴史は、1988年に県教育委員会が旧上山農業高校と旧上山高校の統合構想を示したことから始まります。1991年に校舎建設が始まり、1992年には校名が「山形県立上山明新館高等学校」に正式決定しました。1993年4月には、二つの高校が統合され、新しい学校が開校しました。開校当初は、普通科、園芸工学科、食品科学科、情報経営科の4学科体制でしたが、2006年に学科再編が行われ、現在の3学科体制となっています。創立記念日は6月12日です。

部活動

生徒たちは、運動部と文化部で活発な活動を展開しています。

運動部

バレーボール（男・女）、バスケットボール（男・女）、卓球、レスリング、新体操、弓道、硬式野球、サッカー、ソフトテニス、ソフトボール（女）、陸上競技、ハンドボール、バドミントンなどがあります。

文化部

美術・イラスト、書道、吹奏楽、囲碁・将棋、英会話、家政・茶道、邦楽、科学、情報処理、演劇などがあります。

これらの部活動を通じて、生徒たちは協調性や自主性を育んでいます。

交通アクセス

学校へのアクセスは以下の通りです。

JR東日本かみのやま温泉駅から徒歩15分
* 山交バス新田クリニック前から徒歩6分

旧上山高等学校について

旧山形県立上山高等学校は、1905年に「上山町立女子実業補習学校」として創立されました。その後、幾度かの変遷を経て、1948年には「山形県立上山第二高等学校」となり、1950年に「山形県立上山高等学校」へと改称されました。教育目標として「真理を愛し、豊かな情操と体力の向上につとめ、調和のとれた創造性に富む人間を育成する」ことを掲げていました。1993年に閉校し、現在は校舎の一部が上山市生涯学習センターとして利用されています。

旧上山農業高等学校について

旧山形県立上山農業高等学校は、1912年に「南村山郡立農学校」として創立されました。学制改革を経て1948年に「山形県立上山農業高等学校」として発足しました。農業に関する専門的な知識や技術を学ぶ場として、地域社会に貢献する人材を育成してきました。1993年に閉校となり、その歴史は上山明新館高等学校に引き継がれています。



これらの情報から、上山明新館高等学校は、地域社会と連携しながら、生徒たちの成長を支援する学校であることがわかります。また、旧上山高校と上山農業高校の歴史を引き継ぎ、新たな時代に向けた教育を実践している学校と言えるでしょう。

もう一度検索