山形県立山形南高等学校

山形県立山形南高等学校

山形県立山形南高等学校（やまがたけんりつ やまがたみなみこうとうがっこう、英: Yamagata Prefectural Yamagata South High School）は、山形市に位置する県立高等学校です。略称として「山形南」や「山南」、地域によっては「南高」とも呼ばれています。

概要

この学校は1941年に設立された「山形県立山形第二中学校」を前身としており、1948年の学制改革によって新制高等学校として再構成されました。1950年には現在の校名に改称され、男女共学を開始しました。2021年には創立80周年を迎え、長い歴史と伝統を持ち続けています。

制服と校章

山形南高の制服は、男子が黒詰襟に金ボタン5個という男子校の伝統を受け継いでおり、女子はセーラー服を着用しています。校章は1950年に制定され、デザインは彫刻家服部不二之によるもので、羽根ペンと「南高」の文字が特徴です。

教育理念と目標

学校の校是は「文武両道・質実剛健・師弟同行」であり、以下の4つの教育目標を掲げています。
1. 創造的知性を身につけた人間を育てる。
2. 健全でたくましい心身を持つ人間を育てる。
3. 情操豊かで思いやりのある人間を育てる。
4. 自主的かつ自律的に行動する広い視野を持つ人間を育てる。

学科と活動

現在、学校は全日制課程に普通科と理数科の2学科があります。特に理数科は、高いレベルの学びを提供することで知られています。部活動も活発で、運動部、文化部ともに多岐にわたる活動が行われており、全国大会へも数多くの選手を輩出しています。

歴史

開校当初は山形市小白川町の元山形市第六小学校に仮校舎が設けられました。開校後すぐに戦時の影響を受けながらも1947年の学制改革を経て新たに高等学校となりました。旧制中学校時代から通算しても多くの歴史を有しており、特に1983年には全国高等学校クイズ選手権で優勝するなど、全国的にもその名を知られる存在となっています。

年中行事

行事としては、4月の南東定期戦や7月のクラスマッチ、8月の南高祭、10月の全校マラソン大会など、学生たちの絆を深める様々なイベントが行われています。特に南高祭では、体育祭や文化祭が併催され、地域の人々にも開放され、盛況を呈します。

交通アクセス

学校へは、JR東日本山形駅から徒歩約33分のところに位置し、便利な交通手段があります。また、南高前バス停からも徒歩1分と、アクセスが容易な立地にあります。

著名な出身者

卒業生には、相澤嘉久治（放送作家）、会田豊彦（プロ野球選手）、高橋節（元山形県副知事）などが名を連ねており、様々な分野で活躍する人材を輩出しています。

結論

山形県立山形南高等学校は、教育理念や歴史に厚みがあり、活発な学校生活を送りながら、個々の成長を促す環境が整った学校です。今後も多くの学生がこの学校での学びを通じて、様々な可能性を発揮していくことでしょう。

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