山形県立新庄神室産業高等学校
山形県立新庄神室産業高等学校は、山形県新庄市にある県立の産業高等学校です。最上地域で唯一の実業高校であり、地域社会の発展に貢献できる人材育成を目標としています。
本校は、2003年（平成15年）に山形県立新庄農業高等学校と山形県立新庄工業高等学校の2校が統合して開校しました。新庄農業高校は1946年（昭和21年）、新庄工業高校は1949年（昭和24年）にそれぞれ創立され、長い歴史を持っていました。2013年（平成25年）には創立10周年を迎えました。
校名の「神室」は、山形県と秋田県の県境にそびえる神室山に由来しています。神室山は古くから修験道の霊場として知られ、地域の人々に親しまれてきました。
本校は、全日制課程に5つの学科を設置しています。
食料生産科: 農業に関する専門的な知識と技術を学び、食料生産の現場で活躍できる人材を育成します。
農産活用科: 生産された農産物を加工・販売する技術を学び、農業ビジネスの担い手を育成します。
機械電気科: 機械と電気に関する専門知識と技術を学び、工業分野で活躍できる人材を育成します。
環境デザイン科: 建築やデザインに関する専門知識と技術を学び、地域環境の創造に貢献できる人材を育成します。
ビジネス創造科: 商業に関する専門知識と技術を学び、ビジネスの分野で活躍できる人材を育成します。
これらの学科を通じて、生徒たちはそれぞれの興味や関心、将来の進路に応じた専門的な学びを深めています。
本校の校訓は「自立・創造・志高」です。この校訓には、生徒たちが自ら考え行動し、新たな価値を創造し、高い目標を持って成長してほしいという願いが込められています。
校章は、2005年（平成17年）3月に建築デザイン科の卒業生によってデザインされました。校名の頭文字である「S」をモチーフにしており、シンプルでありながらも力強い印象を与えるデザインとなっています。
校歌は、作詞を近江正人氏、作曲を佐藤眞氏（東京芸術大学教授）が担当しました。歌詞は2番まであり、1番には校名の由来である「神室」が登場します。この校歌は、生徒たちの学校への愛着と誇りを育んでいます。
本校は、前述の通り、新庄農業高校と新庄工業高校の統合によって誕生しました。ここでは、それぞれの前身校の沿革と、本校開校後の歩みを詳しく見ていきましょう。
1946年（昭和21年）3月30日 - 「財団法人近岡表慶会立 山形県最上農林学校」として発足
1948年（昭和23年）
3月5日 - 「最上郡町村組合立 山形県最上農林学校」に改称
4月1日 - 学制改革により、「最上郡町村組合立 山形県最上農林高等学校」に改称
1949年（昭和24年）4月1日 - 統合により「山形県立新荘第一高等学校 農業課程」となる
1950年（昭和25年）4月1日 - 高校再編により「山形県立新庄高等学校 農業課程」となる
1952年（昭和27年）4月1日 - 高校再編により「山形県立新庄北高等学校 農業課程」となる
1956年（昭和31年）4月8日 - 農業課程に女子生徒が初めて入学
1960年（昭和35年）4月1日 - 家庭課程を設置
1963年（昭和38年）4月1日 - 全日制課程に改称、農業課程を農業科に、家庭課程を家政科に改称
1964年（昭和39年）4月1日 - 家政科を生活科に改称
1966年（昭和41年）4月1日 - 山形県立新庄北高等学校から独立、「山形県立新庄農業高等学校」として独立。定時制向町分校（現・山形県立新庄北高等学校最上校）が移管
1967年（昭和42年）4月1日 - 有畜農業科を新設
1974年（昭和49年）4月1日 - 文部省より自営者養成農業高等学校に指定
1986年（昭和61年）4月1日 - 農業科と有畜農業科を統合し、総合農業科を新設
1987年（昭和62年）4月1日 - 生活科を生活科学科とする
2001年（平成13年）4月1日 - 生物生産科と生物環境科を設置。生活化学科の募集を停止
2003年（平成15年）3月31日 - 閉校
1949年（昭和24年）4月1日 - 「山形県立新荘第一高等学校 工業課程」（土木科）が発足
1950年（昭和25年）4月1日 - 高校再編により「山形県立新庄高等学校 工業課程」となる
1952年（昭和27年）4月1日 - 高校再編により「山形県立新庄北高等学校 工業課程」となる
1962年（昭和37年）4月1日 - 山形県立新庄北高等学校から独立、「山形県立新庄工業高等学校」として独立。機械科・土木科・工芸科を設置
1963年（昭和38年）4月1日 - 電気科を新設
1973年（昭和48年）4月1日 - 工芸科の募集を停止し、インテリア科を設置
2001年（平成13年）4月1日 - 機械システム科・電気システム科・建設システム科・建築デザイン科を設置
2003年（平成15年）3月31日 - 閉校
2003年（平成15年）4月1日 - 開校。農業系2学科（生物生産・生物環境）と工業系4学科（機械システム・電気システム・建設システム・建築デザイン）、計6学科を設置
2009年（平成21年）4月1日 - 学科改編により建設システム科と建築デザイン科の募集を停止し、環境デザイン科を設置
2015年（平成27年）4月1日 - 山形県立真室川高等学校を統合し、真室川校（分校）となる
2020年（令和2年）4月1日 - 学科改編により生物生産科と生物環境科の募集を停止し、食料生産科と農産活用科を設置
2024年（令和5年）4月1日 - ビジネス創造科を設置
本校では、運動部と文化部が活発に活動しており、生徒たちは部活動を通して心身ともに成長しています。
野球部
ボクシング部
相撲部
自転車競技部
陸上競技部
サッカー部
男子バスケットボール部
女子バスケットボール部
バドミントン部
卓球部
女子バレーボール部
ソフトテニス部
剣道部
柔道部
機械技術部
建設技術部
農業生産部
吹奏楽部
郷土芸能部
ライフクリエイト部
美術部
最寄りの鉄道駅: JR東日本「新庄駅」より徒歩30分
マッコイ斎藤（テレビディレクター、演出家、テレビプロデューサー）
井上薫（山形県真室川町長）
山形県立新庄神室産業高等学校は、地域の産業を支える人材育成に力を入れている学校です。長い歴史を持つ2つの学校が統合して誕生した本校は、地域社会に貢献できる人材を育成するため、様々な専門分野の学科を設置し、生徒たちの個性を伸ばす教育を行っています。
歴史
本校は、2003年（平成15年）に山形県立新庄農業高等学校と山形県立新庄工業高等学校の2校が統合して開校しました。新庄農業高校は1946年（昭和21年）、新庄工業高校は1949年（昭和24年）にそれぞれ創立され、長い歴史を持っていました。2013年（平成25年）には創立10周年を迎えました。
校名の「神室」は、山形県と秋田県の県境にそびえる神室山に由来しています。神室山は古くから修験道の霊場として知られ、地域の人々に親しまれてきました。
設置課程・学科
本校は、全日制課程に5つの学科を設置しています。
食料生産科: 農業に関する専門的な知識と技術を学び、食料生産の現場で活躍できる人材を育成します。
農産活用科: 生産された農産物を加工・販売する技術を学び、農業ビジネスの担い手を育成します。
機械電気科: 機械と電気に関する専門知識と技術を学び、工業分野で活躍できる人材を育成します。
環境デザイン科: 建築やデザインに関する専門知識と技術を学び、地域環境の創造に貢献できる人材を育成します。
ビジネス創造科: 商業に関する専門知識と技術を学び、ビジネスの分野で活躍できる人材を育成します。
これらの学科を通じて、生徒たちはそれぞれの興味や関心、将来の進路に応じた専門的な学びを深めています。
校訓
本校の校訓は「自立・創造・志高」です。この校訓には、生徒たちが自ら考え行動し、新たな価値を創造し、高い目標を持って成長してほしいという願いが込められています。
校章
校章は、2005年（平成17年）3月に建築デザイン科の卒業生によってデザインされました。校名の頭文字である「S」をモチーフにしており、シンプルでありながらも力強い印象を与えるデザインとなっています。
校歌
校歌は、作詞を近江正人氏、作曲を佐藤眞氏（東京芸術大学教授）が担当しました。歌詞は2番まであり、1番には校名の由来である「神室」が登場します。この校歌は、生徒たちの学校への愛着と誇りを育んでいます。
沿革
本校は、前述の通り、新庄農業高校と新庄工業高校の統合によって誕生しました。ここでは、それぞれの前身校の沿革と、本校開校後の歩みを詳しく見ていきましょう。
旧・山形県立新庄農業高等学校
1946年（昭和21年）3月30日 - 「財団法人近岡表慶会立 山形県最上農林学校」として発足
1948年（昭和23年）
3月5日 - 「最上郡町村組合立 山形県最上農林学校」に改称
4月1日 - 学制改革により、「最上郡町村組合立 山形県最上農林高等学校」に改称
1949年（昭和24年）4月1日 - 統合により「山形県立新荘第一高等学校 農業課程」となる
1950年（昭和25年）4月1日 - 高校再編により「山形県立新庄高等学校 農業課程」となる
1952年（昭和27年）4月1日 - 高校再編により「山形県立新庄北高等学校 農業課程」となる
1956年（昭和31年）4月8日 - 農業課程に女子生徒が初めて入学
1960年（昭和35年）4月1日 - 家庭課程を設置
1963年（昭和38年）4月1日 - 全日制課程に改称、農業課程を農業科に、家庭課程を家政科に改称
1964年（昭和39年）4月1日 - 家政科を生活科に改称
1966年（昭和41年）4月1日 - 山形県立新庄北高等学校から独立、「山形県立新庄農業高等学校」として独立。定時制向町分校（現・山形県立新庄北高等学校最上校）が移管
1967年（昭和42年）4月1日 - 有畜農業科を新設
1974年（昭和49年）4月1日 - 文部省より自営者養成農業高等学校に指定
1986年（昭和61年）4月1日 - 農業科と有畜農業科を統合し、総合農業科を新設
1987年（昭和62年）4月1日 - 生活科を生活科学科とする
2001年（平成13年）4月1日 - 生物生産科と生物環境科を設置。生活化学科の募集を停止
2003年（平成15年）3月31日 - 閉校
旧・山形県立新庄工業高等学校
1949年（昭和24年）4月1日 - 「山形県立新荘第一高等学校 工業課程」（土木科）が発足
1950年（昭和25年）4月1日 - 高校再編により「山形県立新庄高等学校 工業課程」となる
1952年（昭和27年）4月1日 - 高校再編により「山形県立新庄北高等学校 工業課程」となる
1962年（昭和37年）4月1日 - 山形県立新庄北高等学校から独立、「山形県立新庄工業高等学校」として独立。機械科・土木科・工芸科を設置
1963年（昭和38年）4月1日 - 電気科を新設
1973年（昭和48年）4月1日 - 工芸科の募集を停止し、インテリア科を設置
2001年（平成13年）4月1日 - 機械システム科・電気システム科・建設システム科・建築デザイン科を設置
2003年（平成15年）3月31日 - 閉校
山形県立新庄神室産業高等学校
2003年（平成15年）4月1日 - 開校。農業系2学科（生物生産・生物環境）と工業系4学科（機械システム・電気システム・建設システム・建築デザイン）、計6学科を設置
2009年（平成21年）4月1日 - 学科改編により建設システム科と建築デザイン科の募集を停止し、環境デザイン科を設置
2015年（平成27年）4月1日 - 山形県立真室川高等学校を統合し、真室川校（分校）となる
2020年（令和2年）4月1日 - 学科改編により生物生産科と生物環境科の募集を停止し、食料生産科と農産活用科を設置
2024年（令和5年）4月1日 - ビジネス創造科を設置
部活動
本校では、運動部と文化部が活発に活動しており、生徒たちは部活動を通して心身ともに成長しています。
運動部
野球部
ボクシング部
相撲部
自転車競技部
陸上競技部
サッカー部
男子バスケットボール部
女子バスケットボール部
バドミントン部
卓球部
女子バレーボール部
ソフトテニス部
剣道部
柔道部
文化部
機械技術部
建設技術部
農業生産部
吹奏楽部
郷土芸能部
ライフクリエイト部
美術部
交通アクセス
最寄りの鉄道駅: JR東日本「新庄駅」より徒歩30分
著名な出身者
旧・新庄農業高等学校
マッコイ斎藤（テレビディレクター、演出家、テレビプロデューサー）
旧・新庄工業高等学校
井上薫（山形県真室川町長）
まとめ
山形県立新庄神室産業高等学校は、地域の産業を支える人材育成に力を入れている学校です。長い歴史を持つ2つの学校が統合して誕生した本校は、地域社会に貢献できる人材を育成するため、様々な専門分野の学科を設置し、生徒たちの個性を伸ばす教育を行っています。
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