山本保司

山本 保司（やまもと やすし）

元プロ野球選手の山本保司は、1972年4月9日に神奈川県厚木市で生まれました。彼は内野手として知られ、1990年代を中心に活躍しました。高校時代には関東一高に在籍し、その実力を誇示しました。「西の内之倉、東の山本」と称された彼は、3年夏の甲子園に出場し、エースの山崎健と共にチームを引っ張りました。

プロ入りとキャリア

1990年度のプロ野球ドラフト会議で中日ドラゴンズから3位指名を受け、プロの世界に飛び込みました。入団初期、同姓の投手山本昌広と共存する中で、彼の登録名は「山本保」となりました。山本昌也は1996年以降もその名で活躍し続けたため、山本姓の選手名は一時的にこのように変わりました。

プロ2年目の1992年4月18日、読売ジャイアンツとの試合にて三塁手として初出場を果たします。そのわずか6日後、阪神タイガース戦での先発出場も実現し、坂口幸司から初安打を記録しました。これらの成功が、彼のプロとしての活躍の始まりを示すものでした。

千葉ロッテマリーンズ時代

山本はプロ入りから数年が経つ中で、1995年シーズンオフに3対3のトレードにより千葉ロッテマリーンズに移籍しました。新しい環境で、内野のどこでも守れるユーティリティープレイヤーとしての地位を確立しました。特に、守備のポジションに関しては多才さを持った選手として重宝され、様々な場面で出場機会を得ました。

ロッテにおいては、個性的な応援歌も特徴的でした。そのメロディは、同じ音を繰り返しながら徐々に半音下がる特色があり、ファンからも愛されました。この曲は合唱曲「野生の馬」に由来し、過去には安藤学選手の応援歌としても知られていました。

引退

彼の現役生活は2003年シーズンオフに終了しました。山本はプロ野球界でのキャリアを終えた後も、その経験や知識を生かして指導者としての道を歩むことが期待されていました。

成績と記録

年度別打撃成績

彼の一軍初出場は1992年のことで、それ以降、長期にわたり成績を残してきました。初安打を記録した日、1992年4月25日には阪神戦で適時二塁打を放ち、この瞬間をキャリアの出発点と位置付けています。

背番号

キャリアの初期には背番号31を着用し、その後、1996年からは32を背負い続けました。

山本保司は、その選手生活を通じて日本プロ野球界に多くの足跡を残しました。現役を引退した後も、彼の道は新たな挑戦へと向かっていくことでしょう。

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