山本健之

山本健之：バレーボール界のレジェンドと指導者

山本健之氏は、1970年生まれの日本の元男子バレーボール選手、そして現在の指導者です。広島県広島市出身で、小学校4年生からバレーボールを始め、広島工業大学附属工業高校（現広島工業大学高等学校）、日本体育大学と進学し、バレーボール選手としてのキャリアを積み重ねて行きました。

選手時代：リベロの先駆けとして活躍

大学卒業後、日本たばこ産業（JT）に入社し、JTバレーボール部（現JTサンダーズ）に所属。恵まれた体格ではないものの、抜群のレシーブ技術で頭角を現し、リベロ制度が導入される前から、チームの守りの要として活躍しました。その卓越したレシーブ技術は、チームの勝利に大きく貢献しました。

1994年には全日本代表に選出され、ワールドリーグや世界選手権に出場。その後も、2001年の黒鷲旗制覇や2002/03シーズンのベストリベロ賞受賞など数々の輝かしい実績を残しました。再び全日本代表に選出され、アジア選手権、アジア大会、ワールドリーグなど国際大会でも活躍しました。2005年に現役を引退するまで、コート上でその存在感を示し続けました。

指導者として母校に貢献

現役引退後は社業に専念していましたが、2009年に母校である日本体育大学男子バレーボール部の監督に就任。就任1年目には全日本インカレで3位という好成績を収め、指導者としても高い能力を示しました。その後も、全日本インカレ準優勝（2011年）、ユニバーシアード監督（2015年光州大会）などを務め、指導者として多くの実績を残しています。現在は同大学体育学部准教授、男女バレーボール部部長として後進の育成に尽力しています。

スポーツ一家

山本健之氏の家族もまた、スポーツ一家として知られています。妻は元三菱電機の実業団バスケットボール選手で、次女である山本麻衣さんもバスケットボール選手として活躍し、東京オリンピックの3人制日本代表にも選出されています。

まとめ

山本健之氏は、選手時代はリベロとして、指導者としては母校日本体育大学の監督として、日本のバレーボール界に大きな貢献を果たしました。その卓越した技術と指導力、そしてスポーツ一家としての背景は、多くのバレーボールファンに深い印象を与え続けています。これからも、指導者として、日本のバレーボール界の発展に貢献していくことでしょう。彼の功績は、これからもバレーボール界の歴史に刻まれていくことでしょう。

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