山本元気

山本元気のプロフィール

山本元気（やまもと げんき）は、1977年8月2日生まれの日本のキックボクサーで、京都府出身です。彼はDTS GYM（旧DEION GYM）に所属し、プロのリングで数々の軌跡を残してきました。

プロ初期のキャリア

元気は2000年1月28日にプロデビューを果たします。その後、同年の4月27日には全日本フェザー級3Rトーナメントの準決勝で前田尚紀と対戦し、見事に判定勝ちを収めました。この素晴らしいスタートにも関わらず、同年6月18日の決勝戦には負傷のため出場できなくなってしまいました。

タイトル獲得までの道のり

2003年、元気は全日本フェザー級挑戦者決定戦において石川直生と対戦し、ローキックによって3ダウンを奪い、KO勝利を収めました。この勝利によって彼はタイトル挑戦権を手に入れます。続く2003年12月7日、王者前田尚紀に挑戦し、右フックでKO勝ち。この結果、元気は全日本フェザー級王者の栄誉を手にしました。

外国との対戦

2004年3月には、MAスーパーバンタム級王者のラビット関にKO勝ちを収め、さらに同年8月にはクリスト・ディミトラカキスに対しても右フックでKO勝ちを収めます。続いて9月25日、ルンピニースタジアムでの試合ではチャカポップ・シットジョームトライと対戦し、KO勝利を果たし、8連勝を記録します。この間、7試合連続でKO勝ちを収めるという相当な快挙を成し遂げました。

防衛戦とその後

2004年12月5日の全日本フェザー級タイトルマッチでは山本真弘と対戦し、5Rドローとなりましたが、初防衛を果たしました。ただ、この試合で連勝記録は8で途切れてしまいました。続いて、2005年3月にはジャナンサ・ムヤを相手にKO勝ちを収め、さらに5月にはチンチャイ・マイムアンコーンに右フックで失神KO勝ちを収めました。とうとう2005年7月26日、ゲーオ・フェアテックスとの試合では判定負けを喫し、これが2001年7月以来の敗戦となりました。

復活と新たな挑戦

2006年には再び全日本フェザー級タイトルマッチで山本真弘と対戦しますが、判定負けに終わり王座から陥落します。しかし、同年3月にはカノンスック・フェアテックスに対してボディフックでKO勝ちを果たし、意地を見せます。6月11日には日本人キラーのワンロップ・ウィラサクレックと名勝負を演じ、5Rドロー。これによりこの試合は2006年の最高試合賞を獲得しました。

階級変更と後の挑戦

2007年8月、元気は階級をフェザー級からスーパーフェザー級に変更します。そして9月8日、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級タイトルマッチでゲーオ・フェアテックスと対戦するものの、またしても判定負けを喫してしまいます。その後、2008年には石川直生との対戦でTKO負けを喫し、引退を考える場面もありましたが、同年11月にはK-1ルールの大会「Krush!」で桜井洋平にKO勝ちを収め、意地を見せつけます。

終わりに

元気はその後も様々な大会で戦い続けましたが、2010年にはNJKFと戦極で相次いで敗北し、その後のキャリアは輝かしい成績だけでなく、多くの挑戦と困難を伴うものでした。彼の戦績や業績は、ファンにとっても記憶に残る素晴らしいものであり、日本のキックボクシング界における重要な人物の一人と言えるでしょう。

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