山本大貴 (1995年生の投手)

山本 大貴（やまもと だいき）選手について

山本大貴選手は1995年11月10日、北海道札幌市厚別区で生まれ、現在は東京ヤクルトスワローズに所属するプロ野球選手です。左投左打の投手として、日本のプロ野球で活躍を見せています。

経歴

プロ入り前

彼は札幌市立信濃小学校の3年生の頃、地元の野球チーム「信濃スターズ」で野球を始めました。中学校では江別リトルシニアに所属し、3年次には全国大会に出場しました。高校は公立高校への進学を考えていましたが、北星学園大学附属高等学校の監督の目に留まり、その高校へ進学しました。高校ではエースとして活躍しましたが、全国大会には出場することができませんでした。

高校卒業後はプロ志望届を提出しましたが指名されなかったため、北海道内の大学に進学する予定でした。しかし、三菱自動車岡崎に入社予定の選手がドラフトに指名され、その穴を埋める形で同チームの練習に参加し、入団となりました。

三菱自動車岡崎での活動

三菱自動車岡崎では、最初の2年間は思うような成績を残せませんでしたが、3年目にチームの不祥事による休止期間を利用して肉体改造に取り組みました。栄養学を学びながらウエイトトレーニングを始めた結果、直球の最速が143km/hから148km/hに向上しました。4年目にはエースとして都市対抗野球予選に出場し、完封するなど素晴らしい活躍を見せました。

2017年のドラフトでは、千葉ロッテマリーンズから3位指名を受け、契約金6000万円、年俸1150万円で契約を果たしました。背番号は27に決まり、プロ生活がスタートしました。

ロッテでの成績

ロッテ時代の2018年には、春季キャンプでの制球の課題が浮上し、一軍に上がることはできませんでした。それでもイースタン・リーグで20試合に登板し、経験を積みました。2019年は二軍で47試合に登板。特に中継ぎとして堅実なパフォーマンスを見せ、段階的に成長を遂げることができました。

2020年も二軍での成績を残しつつ、一軍への登板もありました。そして2021年には防御率2.81を記録し、安定感を増しました。

2022年には6月から抑えを任される機会が増え、7月には東京ヤクルトスワローズへトレード移籍が決まりました。

ヤクルト時代

ヤクルトに移籍後、背番号43を付けて新たな挑戦が始まりました。2023年には開幕一軍入りこそ逃しましたが、シーズン中にプロ初勝利を挙げるなど印象的な成績を残しました。

投球スタイル

彼の特徴的な投球フォームは、右手を折りたたむスタイルで、出どころが見えにくくタイミングを取りにくいと言われています。この投法は、制球に苦しんでいた際に編み出したもので、元のしなやかで美しいフォームから進化したものです。プロ1年目に公開された投球フォームの動画は大きな注目を集め、春季キャンプで最も再生されたものとなりました。

また、ストレートの最速は148km/hで、変化球としてカットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップを投じます。

私生活

愛称は「もっさん」。2020年には一般女性と結婚しており、野球に対する情熱を持ちながら、私生活でも充実した日々を送っています。彼は小学生の頃から北海道日本ハムファイターズのファンクラブにも入会していた、熱心な野球ファンでもありました。彼のプロとしての成績と人柄は、今後の活躍を期待させるものです。

詳細情報

初記録

• - 初登板・初先発登板：2018年10月10日
• - 初奪三振：同上
• - 初ホールド：2023年4月9日
• - 初勝利：2023年6月20日

山本選手はこれからも多くのファンに期待される選手として、プロ野球の舞台でそのパフォーマンスを披露していくことでしょう。

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