山本正人 (ラグビー選手)

山本正人（やまもと まさひと）

1978年5月29日生まれ、愛知県名古屋市出身の元ラグビー選手。ポジションはプロップで、その強靭な体格と献身的なプレーでチームを支えた。ニックネームは「ミャー」。

プロフィール

• - 出身地: 愛知県名古屋市
• - ポジション: プロップ（PR）
• - 日本代表キャップ: 26
• - 所属チーム: トヨタ自動車ヴェルブリッツ（現役時代）

経歴

幼少期は相撲に打ち込み、わんぱく相撲で愛知県王者に輝き、全国大会にも出場。その後、小学校4年生から野球に転向した。

栄徳高校に進学後、1年生でラグビーを始める。持ち前の運動能力を発揮し、すぐに頭角を現し、国体にも出場。卒業後、トヨタ自動車に入社し、ラグビー選手としてのキャリアをスタートさせた。

2000年には、さらなる成長を求めてニュージーランドへ留学。左右両方のスクラムをこなせるプロップとして、チームの主力選手としての地位を確立した。帰国後、トヨタ自動車ヴェルブリッツの中心選手として活躍。

2002年には日本代表スコッドに選出され、5月19日のロシア戦で念願の初キャップを獲得。この後、日本代表として数々の試合に出場し、26キャップを重ねる。

2003年には、ラグビーワールドカップの日本代表メンバーに選出。長谷川慎選手の控えとして、フィジー戦とアメリカ戦の2試合に出場。世界の大舞台を経験した。

所属チームであるトヨタ自動車ヴェルブリッツでもチームを牽引し、2004年にはトップリーグ昇格に貢献。さらに、2005年には日本選手権準優勝を果たすなど、チームの躍進に大きく貢献した。

日本代表としても、2007年のラグビーワールドカップ最終メンバーに選ばれるなど、国内外で活躍した。2010年に現役を引退。

エピソード

大相撲力士の琴光喜とは、互いの父親がトヨタ相撲部のチームメイトであったという縁を持つ。さらに、本人同士もわんぱく相撲時代の稽古仲間という間柄であった。

トヨタ自動車ラグビー部が佐渡ヶ嶽部屋へ出稽古に行った際、他のチームメイトが若手力士を相手に稽古をするなか、山本は琴光喜とぶつかり合うという、特別な稽古を経験した。

関連事項

• - 栄徳高等学校
• - トヨタ自動車ヴェルブリッツ

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