山本聖子

山本聖子のプロフィール

山本聖子（やまもと せいこ）は、1980年8月22日生まれの日本の女子レスリング選手および指導者です。神奈川県川崎市の出身で、身長は165cm、血液型はB型です。本名はダルビッシュ聖子といいます。彼女は、厳しい競争環境の中で三階級を制覇するなど、レスリング界で特筆すべき成果を上げましたが、オリンピックには出場できないという運命にありました。

来歴

聖子は5歳の頃からレスリングを始め、父親や兄姉からの影響を受けながらその技術を磨いてきました。トキワ松学園高等学校を卒業後は、日本大学通信教育部商学部に進学し、その後ジャパンビバレッジに入社。彼女は世界選手権において1999年に51kg級、2000年から2001年にかけて56kg級、2003年には59kg級で優勝し、合計4度の世界王者に輝きました。主に59kg級で活躍したことでも知られています。

2004年、女子レスリングがオリンピックの正式種目となりましたが、当時の階級とオリンピックで採用された階級との不一致から、彼女のオリンピック出場は叶いませんでした。行われたジャパンクイーンズカップの決勝で、55kg級の王者である吉田沙保里に敗れ、出場権を逃したのです。

2006年にはハンドボール日本代表の永島英明と婚約し、同年に結婚を果たします。それに伴い現役を引退し、ジャパンビバレッジを退社。姉の美憂が関与するスポーツビズに所属しました。2007年には第1子（男児）が誕生しますが、2009年1月、現役復帰を発表し、その年のポーランドオープンで見事優勝を果たしました。

また、2013年にはグラップリングに初挑戦し、ADCC ASIA TRIAL 2013で優勝。さらに同年6月からはアメリカ女子ナショナルチームのコーチとして、新たな挑戦を始めました。彼女の指導を受けた選手の中に、リオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得したヘレン・マルーリスがいます。

その後、聖子は数度の挑戦を経て、2013年のADCC Worldsで銅メダルを獲得しました。2014年には離婚が伝えられたが、その後プロ野球選手のダルビッシュ有との交際が報じられました。2015年に入籍し、第2子（男児）を出産し、さらに第3子（男児）、第4子（女児）、第5子（男児）を次々と迎え、家族を形成していきました。

戦績

山本聖子は、全日本女子選手権で2000年と2001年に優勝、全日本女子オープン選手権（ジュニア）でも数回優勝を果たしました。彼女はJOCジュニアオリンピックにもおいて、5度の優勝を記録しています。ショーブ女子国際大会やアジア女子選手権でも優れた成果を上げたほか、ジャパンクイーンズカップや世界女子選手権においても多くのタイトルを獲得しています。ポーランド・オープンでも優勝し、ADCCの大会でも金メダルを手にするなど、彼女のレスリング人生は輝かしいものです。

このように、山本聖子はレスリング界においてその名を刻む選手であり、指導者としても次世代に影響を与え続けています。

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