山村勝彦

山村 勝彦（やまむら かつひこ）

山村勝彦は1958年4月30日、大阪府に生まれた元プロ野球選手で、主に外野手として活躍しました。兄である山村善則と同様に、彼も野球に対する情熱を持ち、長いキャリアを刻んできました。身長177cm、体重75kgの体格を持つ勝彦は、右投げ右打ちのスタイルで選手生活を送りました。

学生時代の経歴

勝彦は大鉄高校に進学し、そこでの野球生活は彼のキャリアの土台となります。高校時代には四番打者としてチームを引っ張り、中堅手のポジションでプレイしていました。1976年の夏、府予選決勝に進出しましたが、PL学園に所属するエースの米村明や中村誠治（後に早大から日産自動車に進む）からの継投に苦しみ、甲子園出場を逃しました。高校時代には一番打者の山田勉や、1年下の二番打者で阪神に入団する前田友行と共にプレイしており、彼らとの対戦は勝彦にとっての良い刺激となったでしょう。

プロ入りとその後

1976年度の新人選手選択会議で勝彦は、クラウンライターライオンズから6位指名を受けて入団しました。プロ入りの道は兄と同じ西武ライオンズへと進むことになりますが、1980年には新たに埼玉県に移転したライオンズでプレイしました。しかし、残念ながら勝彦はプロでの出場機会に恵まれず、3年間の在籍中に一軍の公式戦に出場することはありませんでした。この間、兄の善則と一緒にチームに在籍し、支配下選手としての経験を積むも、待望の一軍デビューは果たせないまま、1980年には練習生としての立場で球団を去りました。

背番号と成績

勝彦の背番号は51であり、1977年から1980年の間にこの番号を背負っていました。しかしながら、彼の公式戦出場成績はなく、一軍でのプレイは実現しませんでした。これにより、山村勝彦はプロ野球選手としては短いキャリアに終わったと言えるでしょう。

その他の情報

勝彦のキャリアは野球選手としての光と影を併せ持っています。彼は兄の善則と同じ道を歩みましたが、結果としての道のりは異なりました。それでも、彼の名前は大阪府出身のスポーツ選手として、また埼玉西武ライオンズの選手一覧にも記載されています。また彼を含む兄弟スポーツ選手は、同じスポーツの世界で名を馳せた存在としても注目されています。

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