山東財経大学

山東財経大学について

山東財経大学（さんとうざいけいだいがく）は、中華人民共和国の山東省に所在する公立の四年制大学です。この大学は、2011年7月4日に元々の山東財政学院と山東経済学院が合併して設立されました。本部は山東省済南市の舜耕路に位置し、合併の影響で複数のキャンパスを有しています。

大学の歴史と構成

山東財政学院は1986年に設立され、当時の国家財政部と山東省政府によって共同で設立されました。また、鄧小平氏が学校名を揮毫したことでも知られています。大学には、経済学院、財税学院、公共管理学院、金融学院、国際経済貿易学院、工商管理学院、会計学院、コンピュータ情報工程学院、外国語学院、政法学院、国際交流学院、文理学院、体育教育学院、継続教育学院および高等専門技術学院の14学院があり、それぞれが35の学部専攻と5つの専攻分野を提供しています。

大学の教育水準は高く、急速な成長を遂げています。教職員の数は約1,000人で、その中には特別手当を受けている専門家や、学術リーダーも多く在籍しています。学生は全国から集まり、学部生と院生合わせておよそ10,937人、さらに成人教育の学生が8,000人在籍しています。

国際交流と協力

山東財経大学は国際交流を重視しており、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、オランダなどの22の大学と友好関係を築いています。これにより、学者や学生の相互訪問や研究合作が行われており、毎年100名以上の教員と学生が海外で講義や研修を受ける機会があります。

キャンパスと設備

大学のキャンパスは済南千佛山風景区にあり、40ヘクタールの広大な敷地に、300,000㎡の建築面積を持ちます。教育施設や実験設備が充実しており、図書館には947,000冊以上の蔵書が所蔵されているほか、1,200種類の雑誌や1.5TBの電子書籍も揃っています。学生生活区も快適で、体育館や水泳館などの設備が整っています。

専攻分野の紹介

会計学

会計学院は1988年に設立され、会計学と財務管理学の二つの専攻を持っています。この専攻は国家管理の専門として、山東省の重点学科にも指定されています。国家レベルの研究プロジェクトも多数行われており、特に管理会計に関する研究成果は国内で先駆的なものです。

財政学

財税学院と公共管理学院は1986年に設立され、財政学や公共事業管理を中心とした多様な専攻を提供しています。これらの専攻は、財政管理に必要な知識と情報処理能力を持つ専門人材を育成することを目指しています。

金融学

金融学院は、県内最大の金融専門人材の育成拠点として知られており、高度な実験設備を有しています。金融学専攻は、金融機関や研究所で活躍できる専門家を育成することを使命としています。

国際経済貿易

国際経済貿易学院は多くの海外からの研修生を受け入れ、国際的な経済の理解を深めることを目指しています。経済学の基本理論に加え、外国語やコンピュータスキルの習得にも力を入れています。

最後に

山東財経大学はその豊富な学部と国際的なネットワークにより、現在及び将来の社会のニーズに応える人材を育てることに注力しています。

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