山梨学院大学陸上競技部

山梨学院大学陸上競技部の概要

山梨学院大学陸上競技部は、1977年に創部された陸上競技のチームであり、1985年からは強化育成クラブに指定されています。関東インカレや学生三大駅伝において常連校の一つとして、男女共に多くの競技種目で優れた成績を収めてきました。

指導体制と競技種目

この部の指導者は、部長兼監督の麻場一徳をはじめとして、様々な専門指導者が揃っています。特に長距離駅伝監督や競歩監督など、各種目に特化したスタッフが積極的に選手たちをサポートしています。男子は長距離、中距離、競歩に強く、女子は短距離と跳躍が得意です。特に競歩においては、2011年の関東インカレで男子の選手が表彰台を独占するという成果を挙げました。2016年以降は、トラック＆フィールド競技の強化を図り、選手たちのパフォーマンス向上に努めています。

駅伝競走に見る実績

山梨学院大学陸上競技部は、駅伝競走においても数多くの輝かしい記録を持っています。出雲駅伝では6回の優勝を誇り、特に1991年から1995年にかけては5連覇を達成しました。また、箱根駅伝でも3回の優勝を果たしていますが、全日本大学駅伝では過去に10回2位となり、未だ優勝には至っていません。箱根駅伝には1992年の初出場以降、数々のドラマを生み出しました。特に90年代には早稲田大学との名勝負を展開し、「早山時代」と称されました。

近年では、ネットワークを活かしたスカウト活動により、初めてアフリカからの留学生を受け入れることでチームの多様性を高めています。練習拠点は山梨県甲府市にあり、定期的に合宿を行い、選手の技術と体力の向上を目指しています。

将来への展望

山梨学院大学陸上競技部では、出身選手の活躍も目立ちます。社会人になった後も様々な舞台で活躍する選手が多く、特に尾方剛選手は世界陸上選手権で銅メダルを獲得するなど、その名は広く知られています。駅伝部を分離し、高校生選手の育成も進められている中、男子は全国高校駅伝において初優勝を達成するなど、若い力も成長しているといえるでしょう。

まとめ

山梨学院大学陸上競技部は、多様な指導者陣と選手たちの努力により、今後の成長が期待されるチームです。長い歴史と伝統を持ち、陸上競技の未来を見据えた活動が続けられています。

もう一度検索