山沢京平

山沢 京平

1998年8月17日生まれのラグビー選手。ジャパンラグビーリーグワンに所属する埼玉パナソニックワイルドナイツで活躍しています。兄の拓也選手も同じチームでプレーしており、兄弟揃ってプロの舞台で戦っています。

経歴

山沢選手は学生時代からその才能を開花させていました。埼玉県立深谷高等学校では、高校日本代表に選出されるなど、早くから注目を集める存在となりました。高校卒業後、ラグビーの名門である明治大学に進学。大学でも主要選手として活躍し、U20日本代表にも選出されるなど、世代別代表としての経験も積みました。特に最終学年となった2020年には、明治大学ラグビー部の副将を務め、リーダーシップを発揮しました。

大学でのキャリアを終え、2021年にジャパンラグビーリーグワンのパナソニック ワイルドナイツ（現在の埼玉パナソニックワイルドナイツ）に加入し、プロとしての道を歩み始めました。プロ公式戦へのデビューは、2022年3月19日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONE第10節のブラックラムズ東京戦です。この試合に先発出場を果たし、トップレベルでのキャリアを本格的にスタートさせました。

ニュージーランドでの経験と成長

さらなるレベルアップを目指し、2023年6月からはラグビー強豪国ニュージーランドへ短期留学。現地のグレンマークでプレーし、異国の環境で自身のスキルや戦術理解を深めました。この海外での経験が、選手としての幅を広げる貴重な機会となりました。

リーグワン得点王という偉業

ニュージーランドでの学びを経て迎えた2024-25シーズンは、山沢選手にとって飛躍のシーズンとなりました。主に先発スタンドオフとしてチームの攻撃を組み立て、またプレースキックのキッカーとしても重要な役割を担いました。このシーズン、山沢選手はトライ、ゴール、ペナルティゴールで着実に得点を積み重ね、最終的に209得点という記録を達成（5トライ、50ゴール、28ペナルティゴール）。ジャパンラグビーリーグワンDIVISION 1において、見事、得点王のタイトルを獲得しました。この得点王獲得は、日本人選手としては、トップリーグ時代の2016-2017シーズンにサントリーでプレーした小野晃征選手以来、実に8シーズンぶりとなる快挙であり、日本ラグビー界における山沢選手の存在感を改めて強く印象づけました。

今後の期待

得点王という実績は、山沢選手の正確なキック技術と、スタンドオフとしてゲームをコントロールする能力の高さを証明しています。埼玉パナソニックワイルドナイツのキープレーヤーとして、チームの勝利に貢献し続けることはもちろん、将来的な日本代表入りも十分に期待される選手です。今後のさらなる活躍から目が離せません。

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